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American Utopia

四角いマットの上で縦横無尽に動き、
と書くと、プロレスか、柔道か、体操競技か、と想像するだろう。ところが、ライブ・ステージ。
これは見る作品ではなく、からだ全身で感じる作品だ


 しかも、演者12名のうち歌うはデビッド・バーン1人、ギターとベースとシンセサイザーと、コーラス兼ダンサーが2人、残り6人はなんと打楽器なのだ。
その音が、リズムが、体内を駆け巡る。

 メッセージの強い歌は詩の朗読にも似て、灰色一色のミニマムなステージ上だからこそ、心の中にアメリカの虚実の理想郷を映し出す。人種や国境や性別を超え、マーチングバンドのように繰り出される音のシャワー、そしてチームの群舞、陰影シルエット。

渋いいいぃぃぃ!

 足踏みならしてステップしたり、打ち鳴らすリズムにのって手を打ったり、気に入った曲には拍手もした。

心に残った曲の一部♪
Lazy
Burning Down The House
Everyboday's Coming To My House
Hell You Talmbout   ←ジャネール・モネイの原曲をカバー
Hope  
Road to Nowhere  観客と一体化するところ、隣席の人と手を繋ぎたかった。出来んかったけれど。

ステージ終えて、自転車で颯爽とNYの街を駆け抜ける姿に、オッチャンなのにカッケー!と、思わずつぶやいていた。


悦月さんはこのショーは哲学のようだと紹介 ↓

mamokamiさんはhome について語られている ↑

アメリカン・ユートピア 素晴らしかった。ぜひ音の良い映画館で体感してほしい。

監督・製作:Spike Lee スパイク・リー
出演:David Byrne デビッド・バーン 
Tendayi Kuumba テンダイ・クーンバ ←このひとめっちゃ好き メンバー紹介で「アトランタ出身…」でうぉぉ!と名前聞き逃したから、公式webで確認出来て嬉しい。ほかに10名

#デビット・バーン #アメリカンユートピア
#音楽映画 #映画レビュー #スパイク・リー
#どんな人生を生きるのか #どこでもない場所


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