どこでもない場所

旅の準備をはじめる頃。

普段の生活のなかでふと、『どこでもない場所』へ行きたくなる時がわたしにはある。

その理由を、わたしもずっと探してみてはいたのだけれど、ほぼ日で新しくはじまった連載『ネパールでぼくらは。』の#1につづられている、鴨さんのこのことばに尽きるような気がする。

“けれども旅に出れば必ず、僕は僕でなくなる瞬間に出会う。

自分自身がまとっている、生きるための癖のような何かがまるで通用しなくなり、むき

もっとみる

ここで電車を降りなかったらどうなるんだろう、という話。

私は大学まで電車で通っている。
毎朝同じ時間の同じ電車、降りる駅も一緒。

ときどき、ふと思う。「私、この駅で降りずにもっと先まで行ったらどうなるんだろう」と。

別に、どうにもならない。ただ、私が授業を一回欠席することになるだけだ。私が過ごしている日常なんて、まあ、そんなものだ。

別に、学校へ行くのが嫌というわけでもない。
ただ、終点まで行ったらどんな景色が見えるんだろう、と思う。

終点まで

もっとみる

now+here = いまここ
no+where = どこにも…ない

なんだか哲学的だな、と思ったら
同じこと考える人はいますね ^_^;

MONOが絶望の先で掴んだ『Nowhere Now Here』という希望
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/20399

アンダーグラウンド

地下に張り巡らされた無数の通路から

地上に出たい太陽の陽を浴びたいと

目がつぶれようとも強い光を求め続け

這いつくばりながらその出口で入り口を

先にでるのは、私なのか貴方なのか

記録ではなく、記憶を

昨年末に「写ルンです」を買った。普段、あまり写真を撮らず、撮るとしてもスマホやデジカメを使う私にとって、初めての「写ルンです」だった。

どちらかと言えば写真に無頓着な私がどうして「写ルンです」を買うに至ったのかというと、最近、ぼんやりとこんなことを考えていたからだった。

一眼レフで撮影された写真に、被写体に対する撮った人の心や温かみがなんとなく感じられるのはどうしてなんだろう?

私がスマホや

もっとみる

読書“無”遍歴 47選 part3

-------浅生鴨さんnoteに左右社がおじゃましてます。-------

前々回、前回につづき、書店さんフェアで選書していただいた「浅生鴨の読書“無”遍歴 47選」からラスト15冊をご紹介。

あわせて47冊、長くなりましたが最後までお楽しみください!

***

㉝ 『大きな鳥にさらわれないよう』

著:川上弘美 
出版社:講談社

ふんわりと美しい文章だからこそ、怖さと凄みがそっと包み隠さ

もっとみる

読書“無”遍歴 47選 part2

-------浅生鴨さんnoteに左右社がおじゃましてます。-------

前回につづき、書店さんフェアで選書していただいた「浅生鴨の読書“無”遍歴 47選」から16冊をご紹介。全部で47冊、明日でラストです。

入手困難な本も(けっこう)あるかもしれませんが、クリスマスプレゼントや正月休みのお供本がみつかるかも?お楽しみください!

***

⑰ 『ぼくらは小さな逃亡者』

著:アレックス・シ

もっとみる

読書“無”遍歴 47選 Part1

-------浅生鴨さんnoteに左右社がおじゃましてます。-------

2018年10月に開催された、
BOOKSルーエ & ジュンク堂書店 吉祥寺店 合同企画
『どこでもない場所』(左右社)刊行記念選書フェア
「浅生鴨の読書“無”遍歴 47選 ✕ 秋の迷子本20選」!!!!

(………ふぅ)

より、「浅生鴨の読書“無”遍歴 47選」を今日から3回に分けてご紹介します。

「“浅生さんの迷

もっとみる

いまいる場所が、世界のすべてではない

この言葉を、小学生の頃に周りの大人たちから聞かされていたら、どんなに選択肢を広げられただろう、と思う。でも、大人になった今でもこの言葉を見ると、どこか心が落ち着くのはなぜだろう。

最近は、サンフランシスコとロンドンにいるメンバーとの連絡が増え、常に時差を意識しながら生活を送る日々。早朝にサンフランシスコへの連絡、10時から13時まで日本で予定を入れ、ランチと外出、その後レポートをまとめ、メールで

もっとみる