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仕事のできない3月の貴様へ

2023年3月に転職した私は、この1年は本当にポンコツの極みであった。

スーパーの現場仕事からWeb企画職というオフィスワークになり、仕事は何もかも変わってしまったからである。
これまで以上に頭を使う仕事になったことで、私の頭は壊れかけたロボットのようにぷすぷすと音を立て煙を出しながら、ぎこちなく動く毎日であった。

いっぱいいっぱいになってしまった私は、上司が話していることを頭で整理しながら返事を考えてフリーズしていしまい…「無視???無視なの…???」と言われ、それはそれは何度も迷惑をかけて困らせてきた。

未経験職が大変というのは承知の上だったのだが、想像以上であった。
この間公園で見かけた、芸をする猿の方がよっぽど社会の役に立っていたと思った。

特に言葉が通じないこと、相手の言うことを正しく理解できないことが悩みで、日本にいるのにどうしてここまで伝わらないのか?を体験した不思議な年であった。

これは未経験による無知と認識の違いがあったのが大きかったようにも思う。

この1年で特にズレていたと感じた言葉と解釈を下記にピックアップしてみたので、これから未経験職に就く人や新入社員となる人は参考にしてみてもよいかもしれない。

1.1人ですすめる

上司:「(あなたの責任の範囲で、上司に許可をもらいながら)1人ですすめる」

私:「勝手に進める」

「ここでの仕事は、自分で進めてやらないといけない。」「この件は好きにやっていい。」という言葉をそのまま受け取り、自分の責任範囲がわかっていなかった私は、許可をもらわないであらゆることを1人で進めてしまった。
「自分で進める」と言ったのに…という矛盾が起きる事態となった。

2.わからないことをきく

上司:「(自分で調べても、ネットに載っていない)わからないことを聞く。」

私:「1から教えてもらう。」

わからないことを聞くと「自分で調べなさい。」と注意され、自分で調べたことを間違って覚えたりすると「わからないならどうして聞かないの」と、こちらも矛盾した事態がおこることとなった。

3.報告する

上司:「(必要な部分を要約して、結論から)報告する。」

私:「すべてを1から話す。」

私は結論から話さず、1から起きた出来事を長文で話すため「何を言っているのかわからない」とよく言われた。
私としては、すべてが必要な要素だと思い、1から丁寧に説明していたのだった。

また、報告するだけではなく、自分がその後どうしたいのかまで話して欲しいと言われた。

4.アドバイス

上司:「(問題の要素の1つとして、例として)アドバイス。」

私:「そのアドバイス通りにやらなくてはいけない。」

上司のアドバイスは絶対にやらなくてはいけないものだと考えていたため、アドバイス通りに進めて「これはこうじゃない」と言われると「アドバイス通りなのに…!」というこれまた矛盾した出来事となった。

このように、上司の()の部分をなかなか読み取ることができなかった私は、言葉の認識が上司と違うことでうまくいかずに苦労していたように思う。

この部分を正確に読み取れないと「〇〇と言っていたのに」「言っていることが違う」ということになってしまうので、相手がどのようなものを求めているのか?
認識のすり合わせが大切だと感じている。

そんな過去の私「仕事のできない3月貴様」へこれからやるべきことを3つアドバイスをしたいと思う。

1.どんな小さな仕事でも目的を明確にする

何のためにその仕事をやるのか?
最終的な成果物はどのようなものになるのかをまずは明確にするところから始める。
そして、そこからずらさない。

昨年は頭から煙が出るくらい余裕がなかったため、いつのまにか手段が目的になってしまうことが多かった。
業務が本来のものから逸れて、最終成果物が変わってしまうことは大きな手戻りとなり、時間を消費してしまった。

2.情報を整理して手順を決めてから進める

早く進みたい一心で、「まぁ、とりあえずやってみるか。」と手を動かしてしまうと「それはやらなくてよかった。」という余分な仕事をやってしまうことが何回もあった。

明確な目的に沿って手順を決めて、確認してもらいながら進めることが必要である。
クリエイティブなど、相手にゆだねる部分がある場合は、その部分を先に行うようにすることが大切である。

3.先駆者を参考にする

どんなことにおいても、参考になるものはたくさんあるので、どんどん真似をして取り入れればよい。

他の企業はどのようにやっているのか?先輩たちはどのようにやっているのか?本やネットではどのようになっているか?

自分で1からオリジナルを考える必要はないのだ。

以上が3月の貴様へ送りたい、今年も気を付けていきたいことだ。

2023年はこれらのことと逆行してしまい、カメの歩みで進んだ年となってしまった。2024年、また仕事を振り返ってこのnoteを確認したとき、よりよい私になっていたらいいなと思う。

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