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今の若者が小説の世界に入る残された道は、もう一つしかない。

今日もお疲れ様でした。授業の大部分がオリエンテーションのため早く終わったことでテンションマシマシのくまくです。

突然ですが皆さん、読書ってしてますか?

1/2で読書0とすれ違う世界

というのもです、私と同じ大学生の読書習慣が結構恥ずかしいことになっているのはご存じの方も少なくないですよね。

具体的に言って一分も読書をしない学生半分近くもいるという状況です。

一応2023年度前期の読書量がジャンル等の制限を除けば60冊。大学生の中ではまぁ読んでいる方にいる身としては遺憾にいかんと感じて入るのですが、ある意味仕方ない側面も認めなきゃなあと感じ始めました。

「タイパ」のいい娯楽が多すぎる

そう考える理由は一重に娯楽、情報量の爆発的な増加が原因でしょう。YouTube、SNS、動画配信、掲示板、ネットニュース…

ポケットに入ったプラスチックの塊さえあれば何でもできる。暇を見つけようとするほうが難しい。

元はと言えば私も代の読書嫌いで、小説なんて嫌々読まされ噛んで笑われた記憶しかないのも思い出しました。

対して読みたいとも思わない、もっと面白い遊びはたくさんある。友達だっているしやることまみれ。

幾多もの壁を乗り越え本を手に取るかと言われれば…………1分でも読書時間がある大学生が半分以上いる時点で奇跡なのかもしれません。

私が大好きな小説の世界に入る、残された入口

答えは、活字嫌いだった私が小説好きになったきっかけを考えれば簡単でした。


ずばり、



「頭を殴られる作品に出会うこと」


これに尽きると思います。逆にこれ以外で読書にハマる方法は残されていないとも思います。

物語の結末に驚愕し、
精々200g程度すら支えられないほど体の力が抜ける。
本を持つよりも拭うことを優先しなければいけないほど涙を流す。

場面はどうであれ、こんな経験を一度でもすれば、

小2の簡単な国語で32点を取っていようが、

小学生から高校生まで全ての学年の通知表に字の汚さを指摘されようが、

学級委員会で書紀になったときに字の汚さから全ての文言を書き直してもらったため昼休みどころか5時間目に突入して暴言をはかれようが、

絶対に物語、小説を好きになれるのです。

小説が好きなやつは、例外なく熱いやつだ。


「好きな作品て何かある?」

本好きに対し、こう聞いてはいけません。しばらく自分が喋れなくなるからです。

本好きはみな、頭を殴られた作品を持っていて「エモい」「凄い」「面白い」だけでは絶対に感想を終わらせません。そんな奴らなんですよね。

私もまだまだ彼らと並ぶのには程遠いですが、日々たくさんの物語に触れて自分なりに噛み砕いて、より成長していきたいなと考えています。

小説を読まないのはもったいないのと、最後に浮かび上がる課題

小説が至高、他の趣味娯楽が下! などという考えは決してありません。むしろ私はそのような方々が嫌いです。

しかし、小説だけにしかない特長、圧倒的なボリュームをも取り扱えるケイパビリティがあることは触れさせてください。

物語であるなら映画でも漫画でも、そして衰えを知らぬ勢いなアニメでも何ら変わりません。

しかし、小説にはどれだけ長くしても面白くできる可能性を持っています

他の媒体、つまり映画のアニメだと動画という都合上尺は長くできませんし、漫画でも同じ情報量を描くのに数倍のページ数を要します。
更に漫画だと掲載ページ数も決まっているでしょうし、同じく尺は短くせざるを得ません。

尺の長さは、その深さに直結します。小説以外だとどうしても早く理解してもらうため露骨な悪役を設定しなければなりませんが、小説はその制限が最大限にまで取り払われている。

長くできるだけ、そう聞けばあまりいい聞こえはしませんが、よくよく考えてみると凄いことだと思いませんか? 

たしかに小説は文字だけでしんどい。

でもそんな痛みなんて霞むほど震えるほどの感動、カタルシス、それ以上の言葉では言い表せない何か、を得られる可能性が、どの媒体を介するよりも高くなっている。

正直、1分も読まないのはもったいない以外の何物でもありません。


さて、そんな素晴らしい小説の世界への入口である「頭を殴られた作品に出会うこと」を達成するために残った課題は結局、

本を読まない人間に本を読ませること

に全く変わりはありません。個々が本当にネック。

まぁまだnoteは始めたばかり(本日現在では一週間も続けられていない)ですし、それはまたゆっくり考えていきたいと思います。

ここではとりあえず二言だけ

まずは同胞である「本好き」の方。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

あなたにとっての頭を殴られた作品とは何でしょう? 

ぜひ、聞いてみたいです。

p.s. 本にハマってくれるにはどうしたら良いのかとこの記事を開いて頂いたのなら、入口だけ言って肝心な方法を提示できず申し訳ありません。

次に本なんて読まない方(本記事を読了するほどの方であれば少ないと思いますが万が一いらっしゃれば)に向けて、とにかく読んでみろと言いたいです。

おすすめの小説、恋愛が好きなら恋愛小説、青春小説。ミステリーが好きならミステリー小説、推理小説……。
空白を入れておすすめと入れればそこまで間違った作品は出てこないはずです。

面白そうだと思った作品を、話だけでこれだけするの? と思うかもしれませんが、きっと一生の宝ものになるので買ってください。

頑張って読んでください。二段落目に入る辺りでスマホに意識が向くと思いますがどうか止めないでください。


そして最後に、頭を殴られてください。

私、いえ私達は、こちらで待っています。



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