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ボクのことなんて・・・

第二子の子育てでバタバタしているママ。
まだまだ幼い第一子は、
下の子にママを盗られてしまったような気がして、
ワガママ全開!赤ちゃん返りまで。
あげくには、
「ボクなんていらないんだ」とまで言い出す。

そんな話を聞いた時に、
幼い頃の息子を思い出した。

当時シングルマザーだった私は、
息子との時間より、
仕事を優先させざるを得なかった。

そんなママだった私に
年に数回、感情を爆発させた息子。

「ボクのことなんか
いらないと思っているんでしょ!」
「ボクが邪魔なんだ!」
「ボクなんかいなくなればいいんでしょ!」

淋しい気持ちをぐっとこらえて、
私の味方でいてくれている息子。
でも、淋しさと不安が
心から溢れだす瞬間。

そんな時は、一旦手を止めて
正面から向き合うことに。

吐き出したい思いを遮らず、
時には私を叩く手も受け止めて、
ひとしきり吐き出したところで、
お膝に乗せて、
ゆっくりお話しをする。

幼いからわからない。ではなく、
今の私の思いをきちんと伝える。
一緒に涙を流しながらの話になることも。

息子と私は
そんな時間を積み重ねて
親子の関係を築いてきた。

もっと上手でスマートな方法が
あったかも知れない。
そもそも息子の心を
淋しさと不安で
パンパンにしてしまわないことが
大事だったのかも知れない。

でも、あの頃の私にとっての
最善の方法だったと思う。

子育て中に立ちはだかる壁や悩み。
解決方法の正解は、
その親子のその瞬間の数だけある。

私のケースは、
あくまでも事例のひとつに過ぎないが、
壁を乗り越える力のひとつになればと
思っている。

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