見出し画像

中国で証明写真を撮ったら30歳ほど若返ったお話

中国での日常から、文化の違いや驚きの発見を再確認することがよくあります。今回は、そんな私の証明写真に関するエピソードをシェアします。

中国でビザの更新や、運転免許証の申請をするとき、日本と同じく証明写真の添付が求められます。

証明写真はデジタル化されており、数枚の証明写真と共にバーコードが印刷された用紙を渡されます。これを申請時にわたすと役所はデジタルデータを受け取ることができるようです。

もちろん、申請用紙にも印刷された写真を貼り付けます。

さて、この証明写真ですが、バリバリに修正されます。

今回、就労許可と居留許可のために撮った写真が、もはや別人。色白で染みひとつなく、目がキラリとしている自分らしき人が映っています。顔もすこしほっそりしていて、見ればみるほど面白い。

でも、ここで疑問が。

今まで何回も証明写真を撮ってきましたが、今まではナチュラルな仕上げでした。少しの調整は入ってましたが、ギリギリ不自然に見えるレベルまで修正されたのは初めてです。

そのことを妻様に話すと、妻は「担当者がお姉さんじゃなかった?」と言います。確かに、いつもは中年の男性が対応してくれるのですが、今回は比較的若い女性が撮影も現像もしてくれました。

しかも、証明写真だというのにノリノリで「もっと笑って!」とか、「目線をこっちに」とか声をかけてきました。

数枚、写真を撮ってモニターで確認すると「良いのが撮れた」と喜んでいました。

そして、できあがってきたのが中学生みたいにも見えるアラフィフの写真です。妻様は「普段から修正しまくっているから、証明写真も盛ってしまうのかもね」と笑っていました。

この写真で本当に申請が通るのか不安でしたが、まったく問題なし。窓口で写真を添付した書類を提出するときも、パスポートを受けとるときも、担当者が写真とわたしの風貌が違うことを気にすることもありませんでした。

そういえば、まだ日本にいるころ、親しくなった中国人家族が食事に招待してくれたことがありました。中学生の息子さんがいて、彼の部屋を見せてもらうと美しく微笑む中国人女性のポスターが貼られていました。

中国のアイドルかなと思って、この人は誰ですかと聞くと、後ろから私ですと20歳のお姉さんが笑いながら答えます。

確かに言われてみればそうですが化粧とヘアセットと服装が違うだけで、こんなに雰囲気も変わるものかと感心しました。

そういえば、中国は画像編集、韓国は整形、そして日本は化粧で化けるなんて言う人もいましたが、その通りなんだなと改めて感じました。

さて、わたしはオンライン外国語教師のプラットホームに登録しようと思ってます。それで紹介写真が必要です。

写真の見た目は悪いより良いに超したことはありませんが、相手に騙されたという印象を与えるのは良くありません。それで、広告にふさわしい写真を撮ってくれる写真館を探そうかなって思ってます。

今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。

ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。