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20元(約400円)の美味しい生ビールを飲んで、心配しても仕方がない中国の将来を心配してしまったこと

最近、お気に入りのお店があります。通称「新いつもの場所」です。

このお店、歩いていける範囲で最も美味しいビールを出すお店です。そして「旧いつもの場所」は2番目に美味しいビールを出してくれます。

そしてこの「新いつもの場所」の素晴らしいところは、ビールだけではなくて料理も美味しいこと。そしてお値打ちなところです。「旧いつもの場所」の料理は・・・食べない方がよいです。

「新いつもの場所」のビールは20元(約400円)、そして揚げ物のセット(鶏の唐揚げとエリンギ、サツマイモのフライ)が55元(約1100円)です。妻さんと二人でも135元で大満足です。

このお店、すでに行列のできるお店になってます。味もいいし、価格も手頃、そしてお店もきれいだし、店員さんも気さくで気が利くしで、人気が出るのも納得です。

さて、中国あるあるなのだと思うのですが、1軒こういう人気店ができると、その並びに似たようなお店が続々と出店します。昨日、1週間ぶりに「新いつもの場所」に言ってみると、となりにビールバーができてました。

恐らく、その並びにある家具屋さんとか、カーテン屋さんはいつのまにかなくなって、すべて似たようなお店になり、あっという間に閉店してしまうところまでがセットです。

できれば、お気に入りのお店が生き残ってくれると嬉しいのですが、なぜか良いなと思っているお店に限って閉店してしまいます。

それはさておき・・・

この「新いつもの場所」の店員さん、どうやら日本人びいきのようですが、ちょっと日本人を勘違いしているようです。なぜか日本人は生ビールの泡が多いのが好きと思っているようで、泡が少なくなるとジョッキに泡を継ぎ足してくれます。

お気遣いはありがたいのですが、あまりに丁寧なので恐縮してしまいます。

◇◇◇

2015年に、ここでの暮らしを始めたころ、素敵で美味しい生ビールを飲める店は大抵、欧米人向けのスポーツバーのようなところばかりでした。ジョッキ60元(約1200円)くらいしたので、ほとんど利用したことはありませんでした。

それが、1杯20元くらいで楽しめるお店も増えて、中国人若者で賑わうようになりました。賑わいをみて、良かったなと思うとともに、この雰囲気がいつまで続くのかなと、わたしが心配しても仕方がないのですが考えずにいられません。

7年前に勢いがあった、欧米人がたむろするようなビールバーはすでになく、次の7年でもしかすると、今中国人の若者が楽しんでいるお店もなくなってしまうのかもしれません。

そうなると次はどうなるのでしょう。

どんなものが来るにしても、経済が破綻したり、わたしたちの暮らしが成り立たなくなるようなことが起きたりしたりしないといいのに・・・なんて思ったりしてます。

これもまた、わたしが心配してもどうしようもないことですね。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。

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