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劣等感と自己肯定感の狭間で。パート2 住宅編

アメリカから帰国して久々に日本に住んだわけだが、家においても劣等感と自己肯定感の振れ幅半端ない。

今回東京に住むにあたって、住む条件はこちら。
✅賃貸
✅家族それぞれの交通の便がよい

以上。

そうやってたまたまヒットした物件が今住んでいるところ。

ところが、ここが住所的にいわゆる
ザ高級住宅街になってしまうわけ。

白金高輪とか麻布とか松濤みたいな。

なので、カジュアルな会話で、どこ住んでんのー?とか聞かれ、例えば私たちが白金に住んでるとして
「港区の白金」とか答えると、だいたい相手は「えー!白金に住んでんのかいな!(セレブなのか)」みたいな反応になる。

こちらとしては
「いやいや、一口に白金と言っても色々ありましてね。我が家は普通のマンションです」とも言いたいけど、わざわざそう言うのもなぁというのもあり、なんとも歯がゆい。

でも実際には家の近所にいる本物の白金ピープルを見てるから、それと自分たちを一緒になんて、とてもとても。ほんとすみませんとか思っちゃう卑屈な自分。

一方で、エセセレブとはいえ、本当に白金に住んでるんだから、堂々と「白金に住んでます」って言えよと脳内でささやく自分もいる。

こんな葛藤を抱えてると言う話を家族で夕飯食べてる時にしたら、息子(9歳)以外の夫、私、娘(15歳)がみな、一様に思っていた様子。

息子はまだ年齢的に幼く、その辺のニュアンスは感じないのだろう

娘なんか
「友達に聞かれたら『白金のほう』って答えてる」という。

『ほう』ってなんだ、ほうって。
思わず、
白金のほうじゃなくて、白金に住んでるやないかと突っ込んでしまった。

娘曰く、
嘘じゃなく、でも白金に住んでると堂々と言うにはちょっとなーみたいな感じでもこれなら濁せると。

ふむふむ。
そういうものかいな。

翌日。早くも使う機会がやってきた。ちょっと知り合った人と雑談。

「家が白金のほうなので、通勤は割と楽なんですよ〜」。

言えたでないか。

めっちゃ自然。


この劣等感と自己肯定感の狭間で苦しむあなた。
〜の方という言い方はわりとオススメかもしれません。

※我が家は、白金ではありません。ここではあくまでも一例として。あしからず

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