見出し画像

「成果で評価する」と労働組合

仕事の評価、気になるところですし、働く上で大事なことと思います。

で、まぁ時代の流れとしては(?)、働く時間に応じてより、成果に応じて評価すべきだ、みたいな流れも感じるんですね。

わからんではないんですよ。
ダラダラ長時間仕事するより、短い時間でバシッと成果を上げる方が、評価されるべきだと。

ただね、二つ、思うところがあるんですよ。
一つは、今までの「働く時間に応じて給与を払う」仕組みだと、長時間労働は使用者・経営者にとって人件費の増加を意味するんですね。
すると、長時間労働を抑えようというモチベーションが働く。
それにより、従業員の過労が防がれるという面もあると思うんですね。
なので、時間による給与を支払うということを取っ払うならば、従業員の過労を防ぐ仕組みはマストです。
そこには、過労を避けたくても一人では声を上げにくい従業員が声を上げるための、発言力ある労働組合が有用になってくる。

もう一つ。
「成果に応じて評価する、給与を支払う」って、結構運用が難しいように思うんですよ。
人が人を評価するのって(今後はAIが評価するかもしれませんが)、適正さや、納得できるものであることが、難しい。
悪くすると、使用者・経営者の好きなように不適切な評価が乱発されるかもしれない。
まぁそんな使用者・経営者ばかりとは思いたくないですが、やはり、評価する側・評価される側の適正なパワーバランスが必要。
となると、一つ目と重なりますが、バラバラだと弱い評価される側=従業員側の力を高めるために、経営者・使用者に発言力、チェック力を持つ労働組合がやはり必要になってくると思うんですよ。

成果に応じて評価する職場でも、そこで従業員が健やかに、職場愛を持って働くために、労働組合は役立つと思いますね。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?