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労働組合が作る、二つの多様性

日曜の夜にちょっと堅いタイトルになりましたが
労働組合って多様性に役立ってるんじゃないか、と思って書いてみます。

労働組合って、従業員の声を従業員を代表して経営者に届けるんですね。
それは、労使協議であったり、団体交渉であったり、窓口交渉であったり、色々な名前と形式があるんですが、従業員の声を経営者に届ける営みを行っています。
すると、経営者の思考のフィールドが、経営者の気付いていること、考えることだけでなくて、従業員だけが気付いていること、従業員だけが考えていることまで広がるんですね。
どちらが正しい、という二項対立ではなくて、経営者の思考のフィールドに、経営者の意識と従業員の意識両方がある、という多様性が生まれると思うんですよ。

それともう一つ、これ自分も少し関わってたことがあるんですが、労働組合って組合員(労働組合のメンバーさん)向けにニュースや情報を発信するんですよ。
アナログに紙だったり、いやLINEやSNSだったりするんですが、労働組合に入ると色んな情報が労働組合から届きます。
そこにある情報って、経営者や管理職からは届かないような情報だったり、経営者や管理職からも発信があるだろうけど見方が違う情報だったりがあるんですよ。
労働組合に入って労働組合からの情報を受け取ることで、組合に入っている人の見る世界にも、多様性が生まれるんじゃないかと思いますね。

昨今、ともすれば自分の興味のある情報、気に入る情報だけ目に入るようになりやすいですね。
そんな中で、見える世界に多様性をもたらしてくれるだろう労働組合には、その面でも意義があるように思っています。

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