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誰が得する?参議院選挙       どの政治家が日本と私を救うのか

皆さん、こんにちは。お久しぶりです。しばらくNOTEを休んでいましたが。この参議院選挙、書かずにはいられず、久しぶりの投稿です。

そんなこと言っている間に、もう既に、選挙戦も最終週!
皆さんにも、選挙カーから繰り返される名前の連呼や、公営掲示板のドアップの顔写真が届いている頃かと思います。
 
各陣営も夏真っ只中のような猛暑の6月に始まったいつもより1日長い18日間の選挙戦。疲れとともに力を振り絞りつつ、早くも最後の日曜日を終えました。さて、残すは6日間。この日程をどうやって勝利に生かすか。勝敗を分ける悲喜交々の新しいドラマが、今も生まれています。激戦区を実際に見るために、飛び回っていますが、演説を聞いて、選挙事務所を訪ねて、初めてわかることもたくさんあります。今回はそんなこんなを連続でお伝えしようと思います。
 

公示直後の夜

さて、2022年参議院選挙。
選挙って言われても、好きな政党もないし、ピンと来なくて、という方も多いと思います。実際、私も議員秘書になる前は、政党名すらよく判りませんでした。「政治に関心がないということは、良いことだ」と麻生元総理は言いますが、確かに、ボーっとしていても生きていけるほど平和で安心な国であれば、選挙なんて生々しいことに首を突っ込まなくても良いのだと思います。でも、「失われた30年」といわれるこの時代、給料が上がらない、年金は下がり続ける、でも社会保険料は2倍の負担増になっている日本の現状に、どんな考えを持つのか。「政治には興味がありません」なんて澄ましていても、物価が上がり続けるこの現状に文句の一つも言っておかないと、あとで後悔する気もするのです。
 

戦いの構図がみえないのが日本の選挙・・・わかりにくさ倍増


 
昨年末には衆議院総選挙がありました。もうずいぶん前だった気もしますが、あの選挙は、自民党にとって新たなリーダーとなった岸田内閣の今後を占うものでした。
 
参議院は解散がありません。失職となるような大失敗がなければ任期6年間は安定した椅子が用意されています。参議院の半数の議員が3年ごとに改選となるのですが、3年交代の選挙を「表」「裏」と呼び分けて「今年は裏だから、表の自分は応援弁士で忙しい」などと言ったりしています。
 

一番人気の応援弁士 小泉進次郎前環境大臣


 
3年前の参院選は、2019年。コロナ禍が始まった2020年の前年の夏でした。当時は安倍政権。安倍人気に影が差し始めたころ。そして、菅政権の一年を経て、岸田政権へと変わっていきました。その間、ウクライナへのロシア侵攻、急激な円安とインフレ、そして国内の物価高騰と、状況は3年前とは大きく変わっています。
 

 
そんなスピードの早い今の時代の中で、6年間という長期間務める人を決めるのですから、そう簡単に「この人!」と言えないのが正直なところ。この候補者は良い人だけど所属する政党が気に入らないとか、政党はいいんだけど候補者が気に入らないとか。ありますよね。
 

今年の選挙見てある記


岸田総理大臣が誕生してから、まだ1年たっていません。菅政権は1年で幕を閉じましたので、岸田総理はああはなるまいと意を決したのか、最近、顔つきも険しくなりました。テレビで見る表情も、厳しいというより私にはゴキゲンが悪いように見えます。

 
戦後最長となった第2次安倍政権のような長期政権を目指すには、「岸田人気のお陰で当選した」と与党の当選議員に恩を売りたい。衆議院選挙は選挙日程を前倒しする異例の仏滅選挙でなんとか切り抜けた。さて、この参議院選挙はどうやって勝ち抜こうか。
 
岸田政権の中心を固める派閥「宏池会」は、岸田氏が派閥の長とはいっても自民党の中では、①安倍派、②茂木派、③麻生派に次ぐ、第四の勢力でしかありません。麻生派と茂木派、そしてかつて幹事長を務めた谷垣氏の作り上げた政治集団「有隣会」の力を借りて、なんとか党内のバランスを保てているだけといわれています。
 
ですから、長期政権を維持するためには、今回の参院選でなんとしても過半数を維持し、衆議院の任期の残り3年と、次の参院選3年まで、追い込まれることの無い悠々自適な期間が欲しい。岸田総理の悲願は、3年後の衆参同日選挙での大勝。今回の参院選挙はそのための第二手なのです。
 


 
つまり、今回の私たちの一票は、「6年間の代表を選ぶこと」ともうひとつ「3年間の時間を岸田政権に与えること」を良しとするか、いやそれは無だとNOを突き付けるか。この選択になっています。
 
この国の主は私たちです。少なくとも憲法にはそう書いてあります。そして、選挙とは、私たちの税金で、私たちのために働く人を選ぶこと。企業の採用試験と同じだと考えたらよいのです。あなたは誰を採用しますか?その人はどんなプレゼンテーションであなたの未来を語っているのでしょう。そのプレゼンは信頼することができますか?
 
民間企業であれば、6年かけるプロジェクトで失敗は許されるものではありません。6年間、給料を払い続ける価値を誰に見出しましょう。
 
注目の選挙区を走り回り、沢山の演説を実際に見て聞いて走り回っています。そんな実録レポートも含め、皆さんと一緒に「私のためになる政治」を考えてみたいと思います。
 
つづく!
 
 
 
 







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