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【選挙ウォッチ/現地取材】ひびの入った茶碗?自民党広島県連が公明党と共に突き上げた拳の行方

「では、三原の選対本部長、宮沢洋一さんの挨拶です!」

4月8日に告示された参院広島選挙区再選挙。

その4月8日当日、JR三原駅前には集まっていたのは、ざっと150人はいたでしょうか。候補者の選挙カーが到着し、まだ陽のある18時少し前。待ち構えた現職の重鎮議員らが拍手で新人候補を出迎えました。

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最初にマイクの前に立ったのは、「選対本部長」の肩書で登場した現職参議院議員、元経済産業大臣の宮沢洋一氏でした。
宮沢氏は、2009年の衆議院選挙で民主党候補に敗れ、翌年の参議院選挙で議席を得て復活した経緯がありますが、そうは言っても宮沢喜一元総理大臣の甥。選挙の酸いも甘いも知り尽くしているであろう経験豊富な選対本部長の「挨拶」。期待した私が聞き取れなかったのか。何を言ったか思い出すこともできない印象の薄い、短いものでした。

次にマイクを回されたのは、岸田文雄氏宏池会の会長であり、自民党前政調会長。岸田氏の「挨拶」は、ちょっと聞く耳を疑うものでした。

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