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ちょっとした趣味を持つことがなぜ大切なのかの話。

先日、父が将棋サークルに入りました。

父が岡山に移住してきて、約1年半。デイサービスは通っていたものの、ご近所付き合いは全くなく、家族のみと過ごす日々。
そんなある日、「近所で将棋が指せる場所がないかな?」と聞いてきました。父は昔から将棋が好きで、福岡にいる時の休日は友達と一緒に将棋を指していました。夫と長男は将棋ができるので、たまに父と一緒にしていましたが家族以外ともやりたいのだな~と思いました。誰にでも、サードスペースは大事なので、この気持ちを大切にしたいと思いました

そして場所を探していると、家から歩いて15分ぐらいの地域のセンターの中に、ほぼ毎日9時~18時まで将棋と囲碁が無料でできるスペースがあるではありませんか!!!(無料がとてもありがたい)
サークルと言いましたが、会員登録などの手続きは全くない。「好きな時間に来て、好きな時間に帰る」システム。

父にそのことを伝えると「行ってみたい!!」と言うので、一緒に下見に行きました。
下見が本当に大切です。(行きたいと思えるかが決まるので)
〇持ち物(道に迷うかもしれないので、携帯は必須)
〇どの道で行くか、施設内の場所確認。(トイレや自動販売機の場所など)

「好きな時間に来て、好きな時間に帰る」ということは、裏を返せば頑張って歩いて行っても、誰も居ないこともあるということ。でも待っていれば誰かが来るかもしれないという、何とも味わい深い感じ。(この感じのワクワク感が私は大好きです笑)誰もいない間はどう過ごすかも見越して、その施設内の案内を見ると「情報コーナー」という場所がありそこは図書館のようで、本や新聞も見られる。(無料で、いい時間の使い方できる~)

そして、父は自分で行く日を決めて将棋をしに行きました。(こちらが「〇日に行ったら?と決めずに父のタイミングを大事にしました)
帰ってきた父の第一声は、満面の笑顔で「面白かったーーーーーー!!!!」でした。その日は来ている方も居たようで(味わい深い)「負けたけど、楽しかった!また一緒にやりましょう!って言ってもらった!」と。その姿を見て私自身もとても嬉しかったし、趣味は大切だなと改めて思いました。

趣味こそ宝物。

父はよく将棋番組を観ていて、「次にここに指すかな?」「何でここに指したのかな?」と疑問を持つ様子。その疑問こそが大切なのだと思います。疑問を持つことで、学ぶ。最近認知かな?と思うことも多いですが、そりゃそんなもんです。(私に余裕がなくて、そう思えないこともあります…)でもその中でも「楽しい!悔しい!何で?」を感じられることは素晴らしいことだと思います。そしてその感情は、家族だけの輪では感じられないだろうなと思いました。「THE推し活」です!何歳になっても推し活は大切だなと感じた体験でした。
ちなみにお義母さんは「死ぬ直前まで編み物をしたい!編む時間が本当にすきなんだよね~」と教えてくれました。この投稿の写真はお義母さんが編んだものです♪この冬何度も着ました♪

最後までお読みいただきありがとうございました。
介護福祉の職員の方々いつもありがとうございます。
よい週末をお過ごしください。


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