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穏やかな春先に想ふコト

 彼岸入りした今週、日差しはもう夏を思わせる程の少し暑い季節になりましたね。あちらこちらに既に春の便りが届いているみたいです🌸

 春といえば出会いと別れですね。
 今年も親しい方やお世話になった方との別れも迎え、それぞれの人生を歩む後ろ姿を見送る季節になりました。
 もちろん別ればかりではありません。新しい顔ぶれも揃う季節でもあります。どこもメンバーが変わると戦力は一旦低下しますが、今までできなかったことが新しいメンバーになるとできたりもします。
 こんなことを思いけながら、今日感じたことを書かせていただきます。

■穏やかな季節

 例年の3月は、春といってもまだ肌寒い気候ですが、このnoteを書いている日の気候は暖かく、今まで手放せなかったコートやジャケットが無くてもいいくらいの一日でした。
 そんな気候の中、一般社団法人バリュー・リノベーションズ・さの(=VRS)が活動するさの町場から一駅離れた、関西国際空港の対岸にあるりんくうタウンにある、りんくうアイスパークで、いつもお世話になっている泉佐野市が主催する「ご当地キャラEXPO in りんくう」というイベントに伺いし、少し動くだけでも汗が流れ落ちるほどのいいお天気でした。
 前日も開催していましたが、その日は朝からの大雨で、前半は雨の影響で来客は少なかったみたいですが、雨が上がってからはすごい人になっていたそうで、本日はその3倍もの来客があるほど、賑わっていました。
 コロナ禍も落ち着いたこともあり、マスクを外す人もちらほら出てきていました。
 久々に自転車に乗って会場に向かいましたが、道中の街並みを見ながらサイクリングしていましたが、VRSが活動を始めた頃は、まだまだ空き家が多かった印象もあるのですが、新しい家も立っていたり、空き家空き店舗も少しずつ店舗として使われつつある光景を見て、手前味噌ながらVRSの活動も影響して、まちの再生に一石を投じることができたのかなと感じました。

イベント会場でお昼にいただいたカレー!美味しゅう召し上がりましたw

■まちでいにしえの「つながり」を重視する

 このまち再生事業を立ち上げた時からずっと言い続けていますが、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」に出てくるような、心の豊かな人たちが集うまちにしたいということです。

 この映画では、近所というだけで血のつながりのない人たちが、家族のようにお節介は焼くしお説教もするし、でも肝心なときには助けるという光景が見ることができます。
 仏壇のある実家にお彼岸のお供えを持って行ったとき、出迎えてくれた母が唐突に自分が嫁いだ頃のお話をしてくれました。
 その話は、自分が嫁いだ先の義母から色々と厳しく説教をされたこともあったという話から始まって、でも自分が知らないところで、その義母が自分のことをかばってくれいたと周り近所の人から最近になって教えてもらったそうです。
 それまで義母にはあまりいい印象を持っていなかったみたいですが、その話を聞いて「自分自身のできていないことを振り返らず、人を悪くいうことだけ考えていた」と反省したのだそうです。
 最後に母は、義母がそういうことを周り近所で言ってくれてたから、かなり高齢になってから、今でもその周り近所の人はお裾分けしを持ってきてくれたり、体調の様子を見にきてくれたりと気遣ってくれているそうで、母はその近所の人にとても感謝しています。
 映画「ALWAYS 三丁目の夕日」のまちの人々のつながりが、私の生まれ育った地域には今も残っていて、学生の頃は鬱陶うっとおしいと思っていたのに、今となってはDNAの一部になっているんだなとつくづく感じました。
 古いものは全ていいとは言いませんが、今の時代だからこそ必要なものもあると思います。
 AIが進歩しても、DXが社会に浸透しても、人のつながりは消えて無くならない、というか、もっと必要なものだと思っていて、そのつながりがなくなると人としての存在価値がないのではとも感じたりします。

AIやDXが浸透しても人のつながりは必要だと思います

■出会いと別れを繰り返し人は成長する

 しかし、つながった大事な人がずっと自分のそばでいてくれるわけではありません。いずれ別れは訪れます。一方で新しい人との出会いも訪れます。
 人は出会いと別れを繰り返し、その人の成長を促すんだなとつくづくと感じました。
 VRSも4年の活動を終えようとしていますが、その4年という期間でも出会いと別れを繰り返し、今のVRSがあります。4年間通して、全く同じ事業はやっていないような気もしますが、これもVRSのメンバーの入れ替えやメンバーの成長からやれることが少しずつ変わってきている証なのかもしれません。
 そのVRSからも今春巣立っていくメンバーがいます。巣立っていくメンバーはこれまでVRSのために頑張っていただきましたが、違うフィールドでも頑張っていただき、また機会があれば成長した姿を見せていただきたいなとも思います。
 穏やかな春先にふと感じ思ったことを綴らせていただきました。

つむぎやオープンマルシェの模様

■お知らせ

●つむぎやオープンマルシェ

日時:3月25日(土)・3月26日(日)いずれも10時〜15時
場所:SHARE BASE つむぎや(泉佐野市栄町5番1号)
   つむぎやAmenity(泉佐野市栄町4番18号)
   つむぎやオープン会場(泉佐野市栄町1235−6、1227-4)
内容:飲食、物販、サービス等を集めたマーケットイベントを開催します。ぜひお越しください。毎回出店者は変わりますので、ご注意ください。今回はいま話題の「モルック」も出展していただくことになっています!
※3月25日26日の出店者が確定しましたので知らせします!

3月25日・26日のつむぎやオープンマルシェの出店者一覧

●地域住民と共創するアーティストインレジデンス事業(ウォールアートイベント編)

日時:2023年3月25日(土)・3月26日(日) 両日とも10時〜正午、13時〜15時
場所:SHARE BASE つむぎや(泉佐野市栄町5番1号)
講師:加藤 文子あやこさん(AK design代表)
参加費:無料
内容:南海泉佐野駅から海側エリアに新たな人の流れを創り出すため、駅近くにある「SHARE BASE つむぎや」の外壁を使って、アーティストの加藤文子さん(AK design代表)が縁取りした作品に、加藤さんと参加者が一緒に絵を描いていただくアートイベントです。

ウォールアートイベントチラシ
※画像をクリックしていただくと申込サイトに移動します

●パラレルキャリアLABO特別講演会「つなぐばを続けたその先にみえる風景」

日時:2023年3月25日(土)15時30分〜16時30分
場所:めぐりLab .(泉佐野市大西一丁目4番11号)・オンライン
講師:松村 美乃里みのりさん(つなぐば家守舎取締役)
参加費:無料
募集人数:会場参加10名、オンライン参加20名
内容:埼玉県草加市でシェアアトリエつなぐばの運営に携わっている松村さんが、つなぐばの運営から繋がった人たちから感じたことを中心に講演していただきます。

パラレルキャリアLABO特別講演会「つなぐばを続けたその先に見える風景」のチラシ
※画像をクリックしていただけると申込サイトに移動します。

 今回のnoteは少しテイストを変えて、ノスタルジックに書かせていただきましたが、いかがでしたでしょか? これからもいろいろなテイストのnoteで連続投稿記録を更新していきますので、応援の程、よろしくお願いします!

サポートしていただけると、モチベーションをもってnoteに取り組めます!(笑)