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山小屋・滞在録です…(4)

〜DIY編〜


今回、世の中の感染騒動の中、家内と山小屋に来るのは2ヶ月半ぶり…
前回もそうだったが、今回も我々が東京を離れた途端に東京は緊急事態宣言となってしまった。

家内の実家は熊本市内。
義弟が二軒の介護施設を経営し、実家を守っている。
医療関係ということで、子供以外の家族は皆ワクチン接種が終わっているので、今回はこのお盆時期、老齢の義母の様子伺いがてら、義弟家族とも久々に親交を持てるかと思ったが、県内の介護関係者にはこのところ急激に感染者の増えた首都圏の人間とあまり密に関わらないよう通達があったようで、今回も訪問時には家の中には入らず、庭のデッキで談笑程度となってしまった。

なので、今回も滞在中は家内と二人、ほぼほぼまったり山小屋暮らし…

到着後の一週間は殆ど雨模様だったので、庭仕事も満足には出来なかった。

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東京の自宅と山小屋を行き来しているというと、DIYが好きなのですかとよく言われる。
確かに小学校の頃の工作や中学校の頃の技術の課題制作は好きだったが、特にDIY好きというわけでは決してない。

ただ山にいるというだけで、自分でやらなければならないことは沢山ある。

定期的に周囲の草刈りはしなければならない。

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生活用水は地下水…飲み水は水源地から汲んでくる。

敷地内の木々の枝の処理、
冬には薪ストーブも使うので、薪の準備も必要だ。
準備した薪を乾燥させるための薪置き場も作らなければならない。

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建具の修理にデッキのオイルメンテやちょっとした水周りの補修…配線…
などなど、東京にいれば出入りの工務店や業者にすぐ相談してしまうが、ここでは信頼できる業者もよく分からないし、周囲を見ても基本自分のことはなるべく自分でやるという気風を見て取れる。

まあ、山の暮らしとはそういうものなのだ…

ここから一番近い町に行けば、大きなホームセンターがあり、必要な道具もパーツも直ぐに手に入る。
刈り払い機、チェーンソー、インパクトドライバー、丸ノコ、剪定鋸、玄能、斧、鍬、鎌、レンチ類…

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ふと気がつくと、いつの間にか道具に囲まれている…

この山小屋を建てた時、一階入り口の一部屋を減らし、広めの土間を作った。
おかげで道具が増えても置き場所に困ることはないが、最初はすっきりしていた広めの土間もいつの間にかすっかりごちゃごちゃと収集がつかなくなってしまった。

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そこで今回は保管しておいた廃材を活用して棚を作り、道具類を整理できるように少し土間をすっきりさせることにした。
廃材をカットし、なるべく腐敗しないようにウッドデッキ用のオイルを塗装しておく。

丸ノコ1

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こうして、同サイズの簡単な棚を3つ作成。

さらに収納用フックを取り付け…

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土間は何とか広々とした姿を取り戻した。

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山にいるということは、働くという意味でもある。
それはDIYと言うか… むしろ日常というべきだろう。
まあ、それも楽しいのだから…全てが趣味、全てがDIYなのかもしれない…


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