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【ちょっとした小話】女優さんに「女優」って使わず「俳優」という名称を用いる事について…

最近、日テレ系列やテレ朝系列のニュース番組を見ている方は分かるかもしれません。
「女性で、主に演技をすることを生業とする方を(俳優)」と耳にする機会があるなと。

これは「なぜ?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は「外国では、俳優→Actor・女優→Actress、と表現する流れを受けたもの」と軽く考えてくださればと。

大昔は、外国も女性男性問わずActorと言われたのですが、男性名詞(フランス語を勉強された方なら、理解できるかも)で女性に使われる言葉ではない!差別だ!となったらしく、後にActressという表現が始まったそうです。

では、なぜ日本では「俳優」に表現が一本化しようとしているのか…

簡単にいうと「女」って字を使う事が差別的表現ではないか?という、意見や考え方が存在するから

男性で、演技を生業とする人の事を「男」の字を使わず「俳優」とするのに、女性には「女優」…

昨今の情勢に鑑みると、炎上や叩かれる事によって生じる損失を考えると仕方ないのかな…と。

Metooなどの観点から見ると「性別で分けるのはやめましょう(大まかな意訳です)」。となると、日本的考えに行き着くと「俳優」に統一されるのかな、と私は考えています。

「俳優」表現に統一した場合、暴走する主張の懸念について

ここから先は蛇足になるのですが、もしも「女優表現の一切の使用禁止&男女差別禁止」という、一番過激な未来が来たと想像しましょう。そうなった場合、映画祭などで「主演女優賞」や「助演女優賞」という表現がけしからんし、男女で賞を分けるのはいかがなものか?

こんな未来は来ないと思いますが、もしもそうなってしまった場合、賞を受賞できる方の枠が減るのか?それともそのまま合体するのか?

こういうことも考えないと行けません。(ただ、男優賞という表現がけしからん、という意見もちょくちょく出てきていますので、ちょっと感度高めに私は見ています

日本アカデミー賞など、新人賞などかなりの人数受賞する形式にするのか?(本場のアカデミー賞にここは合わせそうな気もしますが…)
それとも、地元ではとても格式高い賞なので、伝統優先!表現もそのままじゃい!見たいになるのか…(たまに第一線で活躍してる人が、地元の栄誉ある賞で、新人賞です!&初受賞です!という報告を見ると「今さら!?」となってしまいます…)

どのような感じになるのか分かりませんが、事態を見守っていき、時の流れに合わせていきたいと思います。


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