見出し画像

今スグ始めるイノシシ対策9選、農業や酪農をイノシシから守る!

おはようございます!

久野商事の寺林です!

今回はイノシシ対策をしたいけど、よく分からないという方の為にイノシシ対策についてお伝えしたいと思います。

イノシシ対策の説明する前に、害獣の代表でもあるイノシシから大切な農作物を守るためには、 まずイノシシの生態を理解しておく必要があります。
特徴を知っておくとイノシシが農作物を荒らす理由もわかり、何らかの対策を打つことができます。

イノシシの生態

1.イノシシの特徴

画像1

イノシシはウシ目イノシシ科の哺乳類で、かつては食用として狩猟の対象にされてきました。
しかし、近年は農作物や生ゴミを食い荒らす害獣として認識されることが多くなってきています。

野生のイノシシの寿命は長くて10年、平均は1~2年程度で決して長くはありませんが、足が速く、跳躍力も優れているなど、高い身体能力が特徴です。
毎年4~6月にかけては出産シーズンで、メスは一度に4~5頭産むと言われています。

2.そもそもなぜ荒らしが横行するのか?

画像2

イノシシは農作物を食い散らかしたり、踏み潰したりと、畑を荒らすことが多い様子。
また、泥浴びをして田んぼを荒らしたり、民家でゴミを漁ったりする被害も多数報告されています。

これだけならまだしも、豚コレラなどウイルスを媒介したり、人に噛み付いたりするなど人体に大きな被害を与えた事例も報告されているのが現状です。

農作物や生ゴミの被害が多い原因として、イノシシは雑食であること、さらに嗅覚が優れていて、すぐに食べ物の匂いを嗅ぎつける特徴が挙げられます。
身体能力が高く、 ちょっとした柵であれば飛び越えてしまうので、イノシシ対策は徹底的に行う必要があります。

イノシシの対策と対策ごとにかかる予算

イノシシによる被害を放置しておくと、いいカモにされてしまいます。
一度被害にあったら早急に対策を取りましょう。
近所で被害が出た場合も次のターゲットになる可能性が高いので、やはり対策が必要です。

1.ワイヤーメッシュ柵(防獣フェンス)・アニマルフェンスの方法と予算

画像3

最もスタンダードなイノシシ対策が、フェンスを使用する方法です。
防獣対策用のフェンスとしてはネットフェンスや金属柵がありますが、おすすめは軽くて設置が簡単なワイヤーメッシュ柵(防獣フェンス)。
他にも防獣専用に作られたアニマルフェンスも人気があります。

そんなフェンスを選ぶ時には低い柵を2つ選んで二重に立てたり、斜めに立てたりすると、イノシシの目線から飛び越えづらいと感じて、敬遠されるようになります。
費用はものによって異なりますが、リーズナブルなもので1万円前後、扉がついているものを選ぶと3万円以上かかります。

2.電気柵の方法と予算

画像4

アニマルフェンスではなく電気柵を設けることで、侵入しようとするイノシシに電流でダメージを与えることができます。
有刺鉄線もよく知られていますが、こちらは硬い毛に覆われているイノシシに効かないことも多いので、アニマルフェンスよりも強力な柵を購入するのであれば電気柵の方がおすすめです。

電気柵を使用する時には漏電を防ぐために、周囲の草を刈り取っておきましょう。
相場はお値打ちなものでも3~5万円、高いものは10万円以上しますが、それも自治体に申請することで補助金を受け取ることができます。

3.トタン板の方法と予算

画像5

波状になっているトタン板を使って、農地をぐるりと囲む対策方法があります。
トタン板を使えばイノシシの視覚的に農作物が見えなくなるので、イノシシ対策には有効です。

高さはさまざまですが、ある程度の高さを確保するのであれば、2~3万円程度のトタン板を用意するとよいでしょう。
ポリカーボネート素材や塩ビ素材は見た目こそおしゃれですが強度が低いため、金属製のトタン板を選ぶことをおすすめします。

4.ハーブやトウガラシなど香りが強いもの

画像6

イノシシは嗅覚が鋭いため、ハーブやトウガラシなどといった香りが強いものを嫌います。
家で使っているハーブやトウガラシをそのまま農地や庭などに吊るしておくのだけでも有効ですし、刻んだものを地面に撒いておくのも良いでしょう。
ただし、地面に撒くとトウガラシの色が土に移ってしまうので要注意です。

その他にもネギやニンニク、ショウガ、シソなどといったにおいの強い作物もイノシシの弱点ですので、 これらを他の野菜と一緒に植えておくと食用にもなって一石二鳥です。
他にも化粧品や石鹸、またお線香や木酢液などといった火事を連想させるにおいもイノシシの弱点と言われています。

防獣対策専用のトウガラシは5,000円と少し高めですが、その分高い効果を期待できます。

5.アニマルピーやウルフピー対策と予算

画像7

アニマルピーやウルフピーは商品名であり、中身は狼の尿です。
狼のにおいを敵とみなすイノシシに効果があると言われていて、イノシシ以外にもハクビシンやきつね、サルやシカにも有効です。

ホームセンターやインターネットから一本5,000円前後で購入できます。

6.大きな音を出す対策と予算

画像8

イノシシは危険を察知すると逃げる習性があるので、登山用の鈴やラジオを使って大音量を出して人間の存在をアピールしましょう。
リーズナブルなものであれば1,000円程度で購入できるので、お手軽なイノシシ対策としてぴったりです。

ただし、音を出しっぱなしにしているとイノシシも脅しであることを学習してしまうので、長期的なイノシシ対策としてはあまりおすすめできません。
どちらかと言えばキャンプなどでイノシシに遭遇したときの対策法として有効です。

7.超音波の対策と予算

画像9

超音波を発する機械を使ってイノシシを撃退することも可能です。
そんな超音波を発する機械は意外とリーズナブルで、1万円ほど持っていればソーラー式の超音波発生機を購入できます。

イノシシはもちろんアライグマやカラスなど、超音波を嫌う害獣は多いので、複数の害獣対策におすすめ。
動物検知センサーがついているものであれば、より高い効果を期待できます。

8.光やライトの対策と予算

画像10

人の気配に敏感なイノシシが侵入してきたときには、光で照らすことで人間の存在をアピールしましょう。

最近は光だけではなくて大音量を発するライトも販売されていて、イノシシだけではなく不審者の撃退にも有効です。
1台当たり5,000円程度で購入できますが、
複数台設置すると多方面からの害獣侵入者に対応できます。
夜中でも農地や庭の状態が確認できるなど、メリットはさまざまです。

9.農地や庭、庭木を手入れする

画像11

イノシシは意外と臆病で、姿を隠しながらやってきます。
そのため、侵入するときにも身を隠せる庭木がなければ、なかなか入ってこなくなるでしょう。

また、農作物のくずなどはイノシシの格好のエサになりますので、きちんと片付けるようにしてください。

イノシシの対処の禁止令

画像12

イノシシ対策で捕獲したときには法律に従って、然るべき対処をしなければいけません。

鳥獣保護管理法では、捕獲したイノシシなどの個体を放置することは禁止されています。
自分の畑が荒らされるなど、やむを得ない事情で野生動物を捕獲した場合は自治体に連絡をして、職員の指導に従うようにしましょう。
むやみに捕獲するのは法律違反です。

イノシシ対策・豚コレラなどのウイルス対策で
受け取れる補助金・助成金

画像13

住んでいる自治体によっては、防止柵を購入した場合にかかった費用の一部を助成しています。
補助金額や内容は自治体によって異なるので、必ず確認するようにしてください。

また、2019年7月に農林水産省は全国の地域を対象にイノシシの侵入を防ぐ防護柵を設置するための費用の半額を助成する旨を発表しています。
農作物の被害はもちろん、豚コレラを予防するためにイノシシ対策は非常に重要と言えるでしょう。

まとめ

身体能力が高く、人間一人の力では到底向き合えないイノシシには、しかるべき対処方法で撃退するようにしてください。
対策方法によってはまとまった費用が発生しますが、国や自治体に助成してもらえることも多いので、制度を理解したうえで申請することをおすすめします。

久野商事では今回ご紹介した中で、メッシュフェンス、アニマルフェンス、ワイヤーメッシュ柵(防獣フェンス)販売・施工を行っております。

ハーブやトウガラシ、アニマルピーや超音波・ライトだけでなく、メッシュフェンスを併用して利用することでより高い効果を得られますので、ぜひ久野商事のメッシュフェンス・アニマルフェンスをご活用ください。

太陽光フェンスについてはこちら
防獣フェンスについてはこちら
簡単お見積りはこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?