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【詩】さくら色

風が吹雪いた
さくら色の結晶を乗せて
サーッと
駆け抜けるように

軽やかに踊っては
ぼくの頬にキスをする
爽やかなあいさつのような
キスだった

そんな君はフフフと
笑いながら一べつし、
飛び去っていってしまったよ

吹き抜けた風は
ぼくの脳裏に花びらを残して
立ち去ったのだった

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