「しくじり家族」(五十嵐大)は「家族の再生」を見事に描ききった名作だったよ、というお話
私とCODAの関係性私は重度の聴覚障害者だ。
ただ、人工内耳をつけているので、日頃は手話などは使わず、妻とも普通に会話できる。しかし、これはあくまでも「人工内耳」をつけている間の話で、人工内耳などを外してしまえは、完全に静寂な世界に行ける。そういう意味では、自分は聞こえる世界も聞こえない世界も内包する「シュレディンガーのくらげ」なのである。まぁ、ただのアイデンティティーの迷子である、ともいうのだけども。
ところで、「両親が聴覚障害者である健聴者」のことをCODA(コーダ)