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悲しんでいるあなたを愛する

2023年8月31日

私が執筆を始めてからもう数年になる。

というのも、学生時代から趣味で書いていて
エッセイとはまた違うものにはなるが
'書く'ということを職業にしていたこともある。

'発信する'という意味では
正直もう書くことはないと思っていた。

でも、またこの場所で'書く'と決めた晩に
過去のエッセイを読み返して気付いたことがあった。

私は'愛'や'悲しみ'についてをテーマにして、毎日文章を綴ることが多いと気付いたのだ。

昔ある人に

「君は愛に飢えているね」

と言われたことがある。

その言葉は石を投げつけられたかのように
酷く私を痛めつけた。

悔しかったんだと、思う、。

その部分に捕らわれていることを
悟られたくなかった。

その言葉をすぐ不要なモノの棚にしまって
かたくかたく閉じたはずだったのだけれど、

その晩に気付いてしまったから
またかたく閉じた場所をこじ開けることになった。

今は'演じる'というわたしの中で確かなモノがあるからか、
あの時のような痛みが無いことに気付いた。

昔のわたしを愛することが
少しずつできているんだと思う。

それはそれは長い旅だった。

その旅の途中に会った'あなた'や
すれ違った'あなた'と出会えたことで

私は本当に少しずつだけれど
自分を愛することができている。

読み返して一番に先行した想いは

「悲しんでいるあなたを(わたしを)愛する」ことだった。

あの時深く傷つき涙した小さなわたしも
何だか愛しく今では寄り添って生きていける。

不要なモノの棚の整理をしよう、。

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