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kintone SIGNPOST読み合わせ会をやってみよう!

こんにちは!kintone SIGNPOSTチームの倉林です。今回は、社内でkintone SIGNPOST読み合わせ会を実施してみましたので、そのやり方を紹介します!

ぜひチームメンバーと、お客様と、パートナー様とkintone SIGNPOST読み合わせ会をやってみてください!

kintone SIGNPOST読み合わせ会とは

パターン・ランゲージの手法を参考にして作られたkintone SIGNPOSTは、抽象度が高いコンテンツとなっていますので、活用するためには少々コツが必要です。(というより、「こう持って、こう」というようなマニュアルではないことを認識していただくのが良いと思います。)

kintone SIGNPOSTの理解を深め、チームメンバーとの対話を促進したり、自分の中でkintoneを使った業務改善の認知を広めたりすることができるのが、kintone SIGNPOST読み合わせ会です。ゆえに「黙読」や「朗読」ではなく、「読み合わせ会」なんですね。

流れ

kintone SIGNPOST読み合わせ会の流れはシンプルです!

  1. サインポスト読む

  2. 付箋に自分の経験を踏まえて書く

  3. いいね、Me Tooの投票

  4. 内容をシェア

ひとつづつ説明していきます。

1.サインポストを読む

kintone SIGNPOSTのパターンをひとつ選んで音読します。「解決」だけではなく、パターン名から結果まですべての文章を実際に声に出して読んでみます。誰かひとりが音読してそれをみんなで聞く形になります。誰が読むかは、順番で決めてもいいですし、読みたい人が読んでも良いと思います。

2.付箋に自分の経験を踏まえて書く

パターンの内容を聞いて気づいたことを付箋に書いていきます。ここは個人作業になりますので、時間を決めてもくもくと作業するのが良いと思います。他の人と相談したりする必要はありません。
付箋に書くことは何でも良いのですが、いくつか付箋のテンプレートを用意しておくと良いかもしれません。例えば以下のような内容です。

  1. 実践できてた

  2. 〇〇とはどういう意味?

  3. 実践できてなかった

色分けして、後から見やすいように

3.いいね、Me Tooの投票

他の人の付箋を眺める時間を取りましょう。ここでは内容の正誤や優劣を気にする必要はなく、「こんな捉え方もあるのか〜」とか、「こういう事あるよね〜」というように素直に読んでいきましょう。その時に、LINE スタンプのように、付箋に絵文字でリアクションを付けていくとチームの感覚が見える化されるのでオススメです。

他の絵文字でももちろんOK

4.内容をシェア

リアクションが多かった付箋を取り上げて、それを書いた人に内容を読み上げてもらったり内容を補足してもらういましょう。それに対して質問や感想を参加者から募っても良いと思います。

ここで大切なのは「読み合わせ会では、付箋の内容を解決したり、改善する必要はない」ということです。読み合わせ会は「進捗確認会」や「レビュー会」ではなく、各人の経験や感想を持ち寄って、kintoneやkintoneを使った業務改善に対する認知を深める活動です。できるだけ発言のハードルを下げ、参加者の自己開示を促すようなファシリテーションを心がけましょう!(ファシリテーターの腕の見せ所ですね💪)

kintone SIGNPOSTの読み合わせ会は以上になります!付箋に書く時間やディスカッションの時間を調整したり、いくつパターンを読むかで、読み合わせ会の実施時間を調整できます。
例えば、

  1. サインポスト読む(3分)

  2. 付箋に自分の経験を踏まえて書く(5分)

  3. いいね、Me Tooの投票(2分)

  4. 内容をシェア(5分)

を1セットとして、3セットを1時間で実施するというのも良いですし、

  1. サインポスト読む(3分)

  2. 付箋に自分の経験を踏まえて書く(5分)

  3. ディスカッションしながら付箋を追加(10分)

  4. いいね、Me Tooの投票(2分)

  5. 内容をシェアしてディスカッション(25分)

として、1つのパターンを1時間かけてじっくり取り組むのも良いと思います。

ファシリテーションTips

ここでひとつファシリテーションのTipsをご紹介したいと思います。ワークショップや会議をしている時に、「活発に発言してくれないなー。。。」というときはないでしょうか?もしかするとコミュニケーションの広げ方が強引になっているかもしれません。

初めて合う人がいるワークショップはもちろん、いつも一緒に仕事をしている社内会議であっても、会議が始まったときは「それまで別のことをしていた個人」が集まっているはずです。そこでは参加者の温度感や空気感をなじませるのが大切です。
その時にこちらの図にあるように、「コミュニケーションを広げる・深める順番」を意識していただけるとよいかと思います。

コミュニケーションの広げ方・深め方

ワークショップや会議が始まる時にいきなり「全員の前で、あなたの理想を発表してください!」って言われたらどうでしょうか?流石に引きますよね?😅
まずは、自分のコトを一人で考えて付箋に書いてみる、昨日の夕ご飯何食べたかなぁ、ぐらいが丁度いいです🍚 そこから、2人・3人、グループでというようにコミュニケーションの広さを広げていきましょう。
内容についても、事実やそこで感じた感情を書き出した後に、そう感じた理由やどんな状態がりそうなのか?を考えていくのがスムーズです。
ワークショップや会議のときに、少しでも意識してみてください。

便利なリンク集

今回参考にさせていただいた、kintone SIGNPOST関連のリンクを紹介します!併せて見てみてください。

該当セッションはこちら 「3つの実例から知る!「kintoneを使った業務改善の勘所」をチームにインストールするための取り組み

最後まで読んでいただきありがとうございました!
引き続きkintone SIGNPOSTについても情報発信していきます!

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