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ミーハー哲学の入門、の入口、のご案内

哲学シリーズ第二弾!今回は哲学をちょっと🤏ほんのちょっとかじってみた私が、ミーハー哲学として入門の入口の、そのまたご案内ぐらいな位置づけで紹介します!
「哲学の入口で、哲学は興味はあるけどとっつきにくい、難しそう、どこから手をつければ良いか分からない…」と言うときの参考になれば幸いです。

それでは早速、ミーハーな私がピックアップした「哲学者のカッコいいフレーズ」5選と関連リンクを紹介する形で進めていきたいと思います。


「我思う故に我あり」

哲学と言えば、やっぱりこれは外せないのでは?フランス生まれの哲学者デカルト(1596-1650)の言葉です。近世哲学の祖として有名で、著書としては「方法序説」が有名です。(マンガもありますw)
それまで神様中心であった世の中から、宗教改革やルネサンスといった信仰的・科学的に大変化が起きた時代で、懐疑主義と呼ばれるあらゆるものを疑う哲学的態度の中で「絶対的に疑えないもの」を探究したのです。そこででてきたのが有名なこちら。

我思う故に我あり!
ラテン語:Cogito,ergo sum (コギト・エルゴ・スム )

ルネ・デカルト

すべてのものが疑えるとしても、それを疑っている私は確かに存在している、というところから出てきたと言われています。

「嘘をつくのは悪いこと?」

これは「ソクラテスの方法論」のエピソードとしてよく出てきます。真理に到達しようとする中で対話を重んじ、質問と議論を通じて他者と関わり自らの認識を促したと言われます。今でいうとリフレクションですね。
ソクラテスは友人であるクリティアスとエウテュデモスにこの質問を投げかけて探究を試みたそうです。ソクラテスは自分自身ではそう言った内容を記録に残すことはせず、弟子のプラトンが本にして残したそうです。
そのプラトンは西洋哲学の祖であり「西洋哲学の歴史とはプラトンへの膨大な注釈である」と言われるぐらい、すげー人です。

「イデア」

そんなプラトンが提唱した概念である「イデア」。これも結構有名で、意味わよく分からないけどよく聞く言葉ではないでしょうか。私は「アイデア(idea)」を聞き間違えたかな?とずっと思っていましたw
「アイデア」と同じ語源であるこの「イデア」とは何なのでしょうか?
プラトンによると「イデアとは、現実世界とは別の世界にある理念的な存在のこと」だそうです。
例えば、わたしたちが現実世界で見る三角形は究極的にはどれも歪んでいたりして完璧な三角形ではありませんが、現実世界とは別の世界(イデア界)には究極に完璧な理想の三角形が存在するとし、これが三角形のイデア隣ります。すべてのものに、この「究極に完璧な理想の存在としてのイデア」がある、というのがプラトンが提唱したことです。

「神は死んだ」

続いてはこちら、ニーチェの「神は死んだ」というセリフ。これだけ聞くと、ヤベーやつって感じしかしませんが、その背景やこれに続く理論を知ることでニーチェが西洋哲学史上で重要な人物であることが見えてきます。
まずニーチェは、「力への意志」の中で「奴隷道徳」という概念を提唱しています。奴隷道徳とは「弱いほうが善い」というような価値観でキリスト教などの宗教と関連付けて説明しました。そしてニーチェは奴隷道徳を批判し、個人主義と自己実現の重要性を説いていきます。
そのように自己実現に向けて自己創造的な振る舞いができる人=「超人」は、伝統的な道徳や価値観にとらわれず、新しい価値観を模索し見出すことができます。そしてその変革の瞬間を「大いなる正午」と呼びました。

「言語とは差異のシステムである」

最後は、ゆる言語学ラジオで知った、構造主義を唱えたソシュールです。言語学の先生であったソシュールは、新しい言語を作ろうと考える中で「言語とは差異のシステムである」と考えました。
それまでものの名前は「そのもの自体が持っているもの」と理解されてきました。例えば、りんごは「りんご」、いちごは「いちご」という名前を持っているというイメージです。
しかしソシュールはそこを批判的に捉え、「ある存在は、何かと相互に比較することで区別される=存在する」とし、その区別する行為によって名前がついた、としました。
この考え方は後に「構造主義」と呼ばれる哲学アプローチに繋がります。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回いろいろな本やWebサイトから情報を引っ張ってきましたが、自分の知識がいかにミーハーでうろ覚えであったかを痛感しました。。
一方で、とっつきにくかった哲学が、身の回りの世界と繋がっていて、考えること自体が面白い、色々と本を読んでみようかな〜と思っていただけたら幸いです。

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