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ついでに、ついでに

週末にお墓参りに行ってその“ついで”に美術館巡りをしてきました。(子供の頃に「ついで参りは良くない」と教えられていたので、美術館巡りの方が“ついで”です😊)


「ヨシタケシンスケ展かもしれない」

まず初めに行ったのが、上田市にあるサントミューゼで開催されている絵本作家ヨシタケシンスケさんの展示「ヨシタケシンスケ展かもしれない」です。

「りんごかもしれない」や「おしっこちょっぴりもれたろう」といった子供向け絵本はもちろん、大人でも楽しめる絵本「なんだろうなんだろう」「あんなにあんなに」「みえるとかみえないとか」や、読み物としての「あるかしら書店」など、独自の切り口とかわいらしい絵が気に入ってます。

「みえるとかみえないとか」はアタラシイショクギョウラジオでも取り上げました。(あれ?アタラシイショクギョウラジオは???😅)

リンクを張りまくりましたが、アフィリエイトとかは全く有りませんので安心してくださいw 大人も子供もオススメです。

そんなヨシタケシンスケさんの展示は全国巡回中です。すべて写真OKだったのでその一部を紹介します。(作品がありすぎて全部は写真に取れない。)

案内板かもしれない
もうぬげないかもしれない
展示会場がこうなっていたかもしれない
原画がテープで貼ってあるかもしれない
説明書きはフセンかもしれない
アイデアスケッチはZiplocに入っているかもしれない
つまらない顔で写真を撮ったかもしれない

「かもしれない」から始まる世界観、めちゃくちゃオススメです。

「手塚治虫 ブラック・ジャック展」

続いて松本市美術館で開催されていた企画展「手塚治虫 ブラック・ジャック展」に行きました。ブラック・ジャック連載50周年を記念して開催されていて。昨年末には六本木ヒルズでも開催されていました。

ブラック・ジャックは手塚治虫の医療をテーマにした漫画で、医師免許を持たず、高額な報酬を要求する医師ブラック・ジャックこと間黒男(はざま くろお)が活躍するというストーリーです。

今回の展示では、ブラック・ジャックで取り上げられている「生と死」や「医療倫理」などのテーマに沿って作品を紹介しつつ、その原画を展示するという形式でした。またブラック・ジャックを読みたくなります。

ブラック・ジャック展の看板
オープンスペースのみ写真可
ピノコ

「草間彌生 魂のおきどころ」

同じく松本市美術館で展示されていた「草間彌生 魂のおきどころ」を鑑賞しました。ボリュームは少ないものの、有名な「南瓜」などインスタレーションが多かったです。

入口
南瓜
美術館の外壁も草間彌生柄

おわりに

今回鑑賞した3つの展示はどれも「当たり前を疑う批判的思考」が特徴的だと思いました。「りんごに見えるけど、もしかしたらりんごじゃないかもしれない」と疑ったり、「医師免許がない、しかし凄腕、しかし高額の報酬を要求する医者」によって単純な善悪を疑ったり、草間彌生は自らを「前衛芸術家」と称し既存の芸術概念に囚われない作品を生み出し続けています。

「否定」ではなく「批判」

クリティカルシンキングによって、既存の枠組みに固執せずに、新しい発見をし続けたいです。

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