見出し画像

イタリア視察旅行(4/n)

こんにちは、倉林です。今週はGWなのでちょっと予定を繰り上げて早めにnoteを書きます。さて今回はイタリア視察旅行記のVol.4 フィレンツェ編です。
今回も写真を沢山紹介しつつ、文章でもフィレンツェの魅力を紹介できたらなーと思い、「出来事を列挙する日記」的ではなく「情緒的なストーリー」っぽく書いてみたいと思います。(文章を書く練習でもある😅)
これまでのイタリア視察旅行記はこちらから。

フィレンツェの朝も早い

朝早く起きて活動を開始するのは得意な方だ。休日にで出かけるときには朝早くに出発して、混雑を避けて移動し、現地での時間をたっぷり取りたい派。そして予定をツメツメにして1日で2度も3度も楽しみたい。

今回のイタリア視察旅行でも朝から予定をツメツメにしている。特に美術館などの観光施設の場合、朝早くのほうが人も少なくゆっくり見れるし、予約をしないとそもそも入場すらできないこともあるようだ。

この日のわたしの予定は「8:45入場のアカデミア美術館のダビデ像のみ」であった。

アカデミア美術館の入場券

ローマへ向かう電車は14:14フィレンツェ発、さすがにこれでは時間を持て余してしまう。予定をツメツメにしたつもりがぽっかり空いた4時間。コナンくんなら映画2本ぐらいの事件が起きてしまう。

フィレンツェ駅に14:00ごろ到着していれば余裕

イタリア旅行も4日目となり多少余裕が出てきたわたしは、アカデミア美術館へ出発するまえの僅かな時間で、更に2つの美術館鑑賞を追加するという行動に出た。やるじゃん。予約はもちろんGetYourGuide

と思ったら、サンマルコ美術館の入場券を2枚買っていることに気づく。。。(テンパってたみたい😅)

というわけで、本日の予定は以下の通り。

  • 8:45 アカデミア美術館で、ミケランジェロのダビデ像を鑑賞

  • 11:00 サンマルコ美術館で、フラ・アンジェリコの受胎告知を鑑賞

  • 12:00頃 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂をチラ見

  • 12:30 ウフィツィ美術館で、ビーナス誕生、プリマヴェーラ(春)、レオナルド・ダ・ヴィンチ の受胎告知を鑑賞

ルート的にはこんな感じ

ダビデ像

言わずとしれたダビデ像。今回、アカデミア美術館に行く理由のひとつ。ド定番といえばド定番だし、「ダビデ像、以上。」かもしれないけど、やはり見ておきたい。

はやる心を抑えて美術館の中を進んでいくと、通路の向こうにみえるダビデ像。

通路の向こうに見えるダビデ像

そしてその通路には数々の作品が。なるほどすぐにはたどり着けないのか。しかしその通路途中の作品もまた味わい深く、まさにいま石から削り出していますというものも展示されている。これは「塑造」ではなく、「彫刻」である、通りの向こうに見えるダビデ像もそうして生まれた彫刻なのだ、と期待をあおるように。

石を削って形をつくるというより、元々石の中にあったものを削り出しているような

塑造にはない「時間の不可逆性」も彫刻にはある。そして石の中に元々あったような、その元々石の中にあったものを周りの石の部分を取り除いだだけなんですよ、そんな感覚さえ覚える。

受胎告知

受胎告知を最初に知ったのは高校生の美術の授業だった気がする。思春期の学生には「?」が多かったな笑 だからこそ奇跡として描かれているのだろう。

次に行ったサンマルコ美術館はもちろん、今回のイタリア視察旅行では「受胎告知」をテーマにした絵画がそれはもうたくさん見た。それぞれの違いを味わうほど審美眼は持ち合わせていないが、これほど多くの人が取り組み世に伝えようとした受胎告知。宗教的にもすごく意味のあるテーマなんだろう。人間の歴史とエネルギーを感じた。

ちょうど階段を登ったところにある
サンマルコ美術館の受胎告知

(ちなみに、別解釈としてはこちらもご覧くださいw)

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

前日にミケランジェロ広場から見たクーポラが目の前に。今回は時間がなくて中には入っていないけど、やはりココも見ておきたい。次回はぜひ見よう。

さすがの人気スポット

ウフィツィ美術館

発音しづらい。確かに発音はしづらいが、ココもフィレンツェの有名な美術館。その有名度合いは帰国してから改めて気付かされることに。
スイスの時計メーカーSWATCH(これについてもいつかnoteを書きたい)のArtコラボデザインでちょうどウフィツィ美術館がピックアップされていた。

SWATCH Webサイトより

テンション上がって「ビーナス誕生」の方のSWATCHを買ってしまった。自分へのご褒美、便利な言葉である。

ウフィツィ美術館の魅力をわたしが伝えるのは少々力不足(かなり力不足)であり、書こうとするとまさに日記風な行動ログ文章になってしまうので諦めるとして、いくつかの絵画を写真で紹介したい。

プリマヴェーラ(春)
ビーナス誕生
受胎告知
ミケランジェロ『聖家族』
ピエロ・デラ・フランチェスカ『ウルビーノ公夫妻の肖像』
ラファエロ『ヒワの聖母』

(それにしてもイタリアの美術館はほぼ全て写真撮影OK。やはり本物を現地で見ることの価値を知っているので、写真なんていくらでもどうぞ、と言う感じなのだろうか。たしかに実際現地で見たときの感動は写真では味わえない。。。)

ローマへ

ここでフィレンツェ観光は終了し、FRECIAROSSO(イタリアの新幹線)で一路ローマへ。事前のWeb情報でも、クレモナの友達も、フィレンツェでお世話になった観光ガイドの方も、口を揃えて言った。。。

「ローマではスリに気をつけて!」

いたるところ

用心しつつ、でも全力でローマを楽しむ。
だって全ての道はローマへ通ずる!からね!!

ローマ駅到着!次回はローマ編(前編)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?