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僕が旅人になった日

私は旅行が好きだ。

しかし、『旅行』という名目で地元を離れたことはあまりない。

ライブ遠征として日本各地へ行くことはあるが、観光目的や、自分探しに…などアテもなく出かけることがあまりなかった。

パスポートも持っていないので外国へも行ったことがない。


だからなのか、旅の本をつい購入してしまう。

特に世界遺産、世界の絶景など外国がメインのものが多い。

外国への憧れは人一倍強いが、英語は話せないし(もちろん他言語も)、仕事を何日も休むなんて…と理由をつけて日本から出たことがないまま現在に至っている。


【僕が旅人になった日】

この本は元々投資の情報収集として見ていた、こびと株.comで紹介されていた本だ。

https://kobito-kabu.com/okane-kangaeru/


20人の旅人のエピソードが書いてある。

その中でもスガイユキさんという、アイスランドへ一人旅をされた方のエピソードが面白かった。

話の中で紹介された、星野道夫さんの『長い旅の途上』という本の一節、

「いつか大人になり、さまざまな人生の岐路に立った時、人の言葉でなく、いつか見た風景に励まされたり勇気を与えられたりすることがきっとある」

この言葉が印象に残った。

小学生の時に親が連れて行ってくれたキャンプ場で見た満天の星空。大人になったらまた見たい、結婚して子どもができたら子どもにも見せたいという思いがあった。

結婚をしてキャンプをするようになり、今年の夏に夫と2人で見に行くことが出来た。

今のところ、岐路に立たされる人生は歩んでいないけど、「またこの風景を見たい」という気持ちが生きる上での励ましになるんだろう。

死ぬまでにオーロラを見たいと思っていたのでいつかここに行きたい。


他にも、仕事で病んでしまって旅に出た人、無茶ぶりで旅に出た人、父の夢のために旅に出た人、様々なエピソードがある。

旅に出るきっかけなんて何でもいいんだな、あとは自分で行動するかしないかだなと思った。

今のご時世だと行けない状況だけど、より旅行が好きになった。


https://books.rakuten.co.jp/rb/16433864/











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