見出し画像

「チハルさん」~海野千尋さんの陶布人形による波乱の半生の再現~

チハルさんは天才アーティストです。
溢れる内的なイメージを日々、アート作品にされています。

それは、かの天才芸術家、岡本太郎のような爆発的なものではありません。
チハルさんは、子供の夢のかけらがいっぱい詰まった、平和で、明るく、軽やかな絵を描かれます。

チハルさんの作品 筆者蔵

それは、泉が湧き出て、川となり、せせらぎが川底の石とぶつかってできる小さな波紋が織りなしてできる模様のようです。

せせらぎが川底の小石と作る波紋(京都平安神宮界隈)

そんな画風とは裏腹に、その半生は、次々と降りかかってくる、苦難の連続でした。ご本人がホームページのプロフィールに簡潔に記されている内容だけでも壮絶です。

我が家の芸能事務所に所属する俳優達に再現ドラマを演じてもらいながら、ご本人によるプロフィールを順を追って読んで行きましょう。

『岡山県井原市生まれ。
感性が豊かで、泣いたり、わめいたり
人の影響を受けすぎくらい受け
19歳まではストレス解消で絵を描いたが封印。
大学では音楽学部で、ピアノを専攻。
体調の不調で大学病院へ入院。
20代に生死をさまよう病気を経て、封印を解く。』

筆者は、この時のことをインタビューしてみました。
「私が、りとみっく教室あうるを立ち上げるきっかけは、妹がふらふらする私を無理やり外へ連れ出し東部支所内でクラフトとキーボードをさせられました。妹が命を救ってくれたと思ってます。無理やり目を覚まさせられる。生きるとはしんどくても前を向くこと。泣きながらの数年を覚えてます」

チハルさんに寄り添って支える妹のアツコさん

『その後結婚、出産と続くも
2004年ごろ、子宮頸部癌が見つかり手術。
その後、さらに癌が見つかり、即手術。
橋本病、パニック障害などを併発し、育児が難しい状態に。』

1999年10月11日、28歳の時、チハルさんはコージさんと結婚します。
苦難が続くとき、コージさんが家事と育児を支えてくれました。

チハルさん、コージさんと結婚(1999年10月11日)
山西寿雄さんの兎がお祝いに駆けつけました。
お二人の馴れ初めにについては、こちら

『そんな中ギャラリーでのアートとの出会い。
ピアノだけではなく、
多くの人が笑顔になれるきっかけをつくりたい。
つらさをわかるからできること。
夫婦で伝えたいことを模索しながら進んでいます。

動けます!
話せます!
食べれます!
幸せーー♡

病気を乗り越える時大切だったのは「発想力」。
できないことを悲しがるのではなく
持ち前の「発想力」があれば多難でも乗り越えられる。

(コージさんも自らアートの道に転身し、「ハンドメイド没頭家baLi」として活躍されています。)

モノづくりが大好きな夫と
夫婦で創作活動や2人展を行うことも。』

筆者は、チハルさん夫妻が主催する教室「あうる」の成果を目撃しました。
クレド岡山3F、art space MUSEEで開催されたチハルさんの個展(2022.6.25〜7.31)には、多くの生徒さん達が応援に駆けつけていました。会場のメッセージボードは、生徒さん達からのメッセージで埋め尽くされていました。

チハルさんの個展会場のメッセージボード
生徒さんからのメッセージ

筆者は、こんなに盛り上がったメッセージボードを見たのは、はじめてでした。

今年の10月、お二人にとても嬉しい出来事がありました。
子供達が、サプライズで結婚記念日を祝ってくれました。

入川家の結婚記念日(2022年10月)
同意を得て転載(元の画像は、こちら

サプライズの再現にあたっては、我が家の芸能事務所の子役二人にデビューしてもらいました。ケーキは、マスキングテープと、ダイヤモンドゲームの赤いピンと、チップスターの蓋で再現しました。

結婚記念日のお祝い(子供達によるサプライズ)2022年10月

チハルさん、ご家族仲良く、これからも、ますますご活躍下さい(^_^)。

出演
チハル 空を見ている子
コージ 寒がり屋さん
アツコ ほんのり桃色のお嬢さん
子供達 寄宿学校の生徒
陶布人形制作:海野千尋


フィギュア制作:山西寿雄 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?