白山陶器
物をあまり持たず器にも詳しくない私ですが、白山陶器が好きです。
長崎県波佐見町にある、波佐見焼の有名な陶磁器ブランド。
私にとって波佐見焼は馴染みのある器でしたが、白山陶器のものだと意識して最初に手にしたのは平茶わん。
結婚式の引き出物のカタログから、平茶わん5柄セットを選んだのが最初でした。
その後も引き出物では友人からともえシリーズをいただき、
今も毎日のように愛用しています。
そして私のお気に入りはブルーム。
きっと一番有名な作品ではないでしょうか。
発売された当初、私はセレクトショップに並んでいたバターケースに一目惚れしました。
独身時代は都会の小さなワンルームに暮らし食器を集める余裕は無かったため、お店に寄ってはいつもいいなぁと眺めていました。
そして結婚を機に揃えたのが、バターケースとジャムケース、ディナープレートでした。
後でわかったのですが、同じような時期に弟もこのバターケースを買っていて。一人暮らしの弟宅を夫と訪ねた時、食卓に梅干し入れとして置かれていてびっくりしました。
弟とはどこか好みが似ていることもあり、
数年前にペトラシリーズをプレゼントされたこともあります。
最近改めて、私がブルームに惹かれる理由は何だろう?と考えた時
「 懐かしさかもしれない 」と思いました。
子供の頃の昭和の記憶。
お皿にも、コップにも、鍋、ポット、炊飯器・・色んな物に花が描かれていたあの頃。ポップだったりファンシーだったり、色んな花柄に囲まれていた当時を、このブルームの花と手描きのあたたかさに感じるのかもしれません。あの頃憧れの目で見ていた大人の世界を、楽しく遊んだおままごとの様に暮らしとして再現しているのかもしれません。
昔食べた懐かしい味を無意識に求めてしまうように。
思えば北欧柄に惹かれるのも、あの頃に通じるものがあるのかも。
普遍的に愛され、好まれるデザインなのかもしれませんね。
写真は全てホームページよりお借りしました
http://www.hakusan-porcelain.co.jp/products-index.html
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