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 WBUAPマッサージセミナー(ハノイ/ベトナム)に参加

あはき師の仕事の魅力を伝えるプロモーションビデオ
プロモーションビデオ(PRビデオ)の新たな展開を報告します。同ビデオは、視覚に障害のある方にとって魅力ある職業選択の一つとなるよう、そして地域のあはき振興につながるよう社会貢献活動として制作したものです。
今回、日本のあはきの良さをお伝えしたいという思いを込めて、函館視力障害センター教官が、令和5年9月8日、第16回WBUAPマッサージセミナー*(首都ハノイ/ベトナム)に参加し発表しました。
(あはき:あん摩マッサージ指圧、鍼灸の略)

日本の「あはき」とそのPRビデオの意義と作成過程について発表し、実際のPRビデオを来場者に視聴してもらいました。その結果、アジア諸国の参加者からは、視覚障害者の職業教育と日本の技術支援プロジェクトの展開について多くの質問と要望が寄せられました。その内容を整理してみると、日本のあはき師養成施設が培ってきた教育支援の強みを十分に生かせることに気づきました。

国際的な課題解決に向けた貢献活動を意識しながら、私たちができることを引き続き考えたいと思います。


*WBUAPマッサージセミナー WBU(World Blind Union):世界盲人連合視覚障害者の福祉向上と機会の均等化、社会参加を目標として活動。約190か国の団体が加盟する国際NGO。WBUAPは東アジア、東南アジア、太平洋オセアニアの3つの地域によって構成される支部、2年に1回、各加盟国持ち回りでマッサージセミナーを開催し、各国の視覚障害者を取り巻くカントリーレポートの報告やマッサージに関する研究、発表を行っている。


セミナーテーマ:“Promoting Sustainable Collaboration on Research, Training and Service Quality on Massage”

会期:令和5年9月7日(木)~9日(金)
参加国(人数):12か国(合計約300名)
場所:ベトナム ハノイ インターナショナル・コンベンション・センター

発表演題:「あはきPRプロジェクトマネジメント」
(WBUAPに加盟する社会福祉法人日本盲人福祉委員会の依頼を受け、函館視力障害センター令和4年度業績報告「あはきのPRプロジェクト」について発表)

発表者:国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局 
函館視力障害センター 教官 渡邉麗恵


会場の様子