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脱毛日記09 PJの継続・停止の判断

週一回、土曜日に脱毛機はスムーズスキンのbare plusを使用しているが、8回目が完了した。
毎回丹念に照射しているのだが、まだ目に見える成果はあがっていない。
両脚の毛の勢いは旺盛で、2日に一度はお手入れしないとチクチクしてしまうほどだ。
一方で僕の方はお手入れ用のカミソリを買うのも日々のお手入れもわずかな手間とはいえおっくうである。
正直、少々旗色がわるい。
カミソリで剃ると確かに一時はスベスベになるのだが、毛穴の中には次に生えてくる毛がすでに見えており、この平安が長くないこと、この作業がまだ続くという現実を突きつけてくる。
まるで僕のカミソリはゼロ戦であり、ムダ毛は米海軍のグラマンのようだ。
優秀なカミソリは見事に敵機を一掃するが、何度も出撃を繰り返すうちにその切れ味が衰え、やがて敗れてしまう。また、優秀なものには費用がかかるため、長期戦に備えてコストダウンをおこないうことで戦線は少し後退する。見上げた青空には、大量のグラマンの機影で埋め尽くされている…。
この戦いの先に勝利があるのか?世の中に出回ってる口コミは大本営発表的なものなのか?知らず知らず疑問が湧いてきてしまう。
その一方で、現段階は膠着状態であり、耐えることが必要なタイミングであろうとも感じている。耐え切った先には成果があることを信じられなくなるほどの時間は費やしていないのだ。
第一、短期決戦を望むなら、もっと威力の大きな兵力、つまりエステでの高出力レーザーの投入をする判断をしていたわけであるが、今回は通常兵器、つまり市販品をつかった戦いを選択している。もとより長期戦は覚悟の上だ。覚悟の上なのだが、少し疑問が浮かんでしまうのも事実である。
成果の上がる時まで耐え切ることができるのか。または、耐え切るべきなのか。この問題はビジネスでも、戦争でも、脱毛でも等しく現れる。
これらを混同することは一見不謹慎なようではあるが、結局はどれも人間のおこないには違いがなく、本質は同じなのではないだろうか。
違うのは、その行動により巻き込まれる人の有無や数のみだ。
願わくば、多くの人が僕のような小さな悩みを持って、街の片隅で暮らしていけるようになってほしい。
プロジェクトは始めることより止めることが難しいとはよくいわれる。しかし、誰かの判断によって多くの命が奪われることがある時、どうか止める勇気を持ってほしい。
脱毛をしながら、これからの世界が笑顔で包まれることを心から願う。


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