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呉エイジの随筆

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水素吸引でリスク回避

水素吸引でリスク回避

 先日、大枚をはたいて水素吸入機を購入した。ここ最近では一番高い買い物だった。何故、趣味の機械とはいえない器具を優先して買ったのか。それは健康を考えてのことだった。

https://amzn.to/49SvJuN

 水素吸引により体内のミトコンドリアから排出される善玉と悪玉の活性酸素、善玉は外界からの異物やウイルスを退治、攻撃する役割を持ち、悪玉は酸化、炎症、老化、正常な細胞への攻撃から癌の発

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原作レイプされ作者が死に至ったことについて

 SNSのタイムラインや、テレビニュースで目に飛び込んできた哀しいニュース。どうも『セクシー田中さん』という漫画作品の原作者さんが、テレビドラマ化にあたってテレビ局と上手く連携が取れておらず、結局は自死を選んでしまった、というもの。

 現時点で私は、漫画もテレビドラマも観てはいないので、ニュースやSNSで知った情報だけで話を進めるのだが、これは扇情的なタイトルで話題に乗っかるわけでも、アクセス数

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酸素濃縮器との出会い

酸素濃縮器との出会い

 50代になり、残業が続くと疲れが全く抜けなくなってきてしまった。栄養ドリンクを飲んだり、休みの日にスーパー銭湯などへ行ったりして疲れを取ろうと思って行動してみたりするが、芯から疲れが抜ける、というのはなかなか実感できなかった。

 常に疲労のことが頭の片隅にあり、ネットブラウズの途中で偶然目にしたのが【酸素】との出会いである。

 高濃度酸素濃縮器というものをフリマサイトで購入した。

 人間の

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インターネット前夜

インターネット前夜

 会社でアップルのマックを触ったのが、1996年頃だったと思う。当時最高峰のマシン、クアドラ950だった。

 そのマシンは上司の専用カスタムマシンで、メモリもハードディスクも限界まで増設されたズルいマシンであった。シャア専用である。

 私にはクアドラ650があてがわれた。中堅機で価格も当時結構したものだったが、内心は不満だった。タワー型に憧れていた。

 そのマックの部署に志願したら、あっさり

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ヒゲよさらば

ヒゲよさらば

 ネットのお友達から高級脱毛器を譲っていただいて、一時期せっせと脱毛に勤しみ、今では毛深かった腕の毛が、綺麗さっぱりツルツルとなった。誰がジャニーズやねん。

 そのことを同僚のまさよし君に話したら、たいそう羨ましがられ『それならば顔のヒゲにも使ったらええやないですか。私は毎朝の髭剃りが面倒で仕方ありませんわ』と言われた。

 その意見に私は猛反発した。

「男ならヒゲは必要でしょう。会社員時代は

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お医者さんごっこ

お医者さんごっこ

 あなたはマジもんのお医者さんごっこをしたことがあるだろうか? 私はある。それは小学校二年生の時であった。

 私には弟が一人いる。なので学校、家で遊ぶのは男のみで、異性と触れ合う機会はほぼ皆無であった。接し方も分からなかったので、学校でも女子に話しかけに行くようなこともなかった。

 女性という生き物は神秘な存在だったのである。

 ある日、母親のパートの勤務先の同僚らしい綺麗なお母さんが我が家

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議題

議題

 その昔、営業で得意先の事務員さんに、担当者を待つ間、お茶を出してもらった。

 スレンダーな美人で、サッパリと嫌味のない、誰が見ても綺麗、と言うようなスタイリッシュな女性であった。

 とろけるような笑顔で、私に愛想を振りまいてくれたのだが、その美しい彼女の鼻からは、小さな鼻くそがこんにちはしていた。

 一瞬動悸が高まり、私は私の動揺を相手に悟られぬよう必死になって表情を抑え込んだ。

 相手

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しつけ

しつけ

 子供の頃の、親の言葉が思わぬ強迫観念になってしまっていることの一つや二つ、皆誰しもあることだろう。

 私の場合は幼稚園の頃だろうか。母親が間近に顔を突き合わせてきて。

「エイジ、お店で欲しい、と思ってお金を払わずに隠して持って帰るとな、警察に連れて行かれて暗い牢屋に入れられて、ずっと泣くことになるんやで」

 これである。

 大人の今になると、それほど大したこともない、他愛のないしつけの一

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逸材

逸材

 前に居た支店で、何の前触れもなく急に転勤となってしまった上司がいた。

 身長はゆうに190センチを超え、なかやまきんに君に比敵するガタイを持ち、風貌はみのもんたに似ているという、文章で表現すると脳内再生時にバグりそうな特徴だが、本当なのだから仕方がない。

 この上司、喫煙所(私はタバコを吸わないので、缶コーヒーでのお供になるのだが)などで二人きりになると、いつもとんでもない話題になり、これま

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言い争い

言い争い

 街中で、滅多に使わないがバスや電車の待合で、言い争いに出くわすと、つい聞き耳を立ててしまう。

 基本、人と人とが言い争って、こじれて、話がややこしくなっていく過程に面白みを感じる性分のようだ。

 あまりにシリアスなものは御免だが、しょうもないこと、答えがどっちに転んでもどうでもいいことに対して白熱した言い争いになってくると、私は隣で笑いを堪えるのに必死になる。

「どっちでもええやん!」

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女心

女心

 長年勤務した支店を離れる。サラリーマンならば、あることだろう。いくらそこで仲良くなっても、会社にはなんの関係もない。

 私も男、去るのは名残惜しかったが、元のスタッフから

「呉さん、異動したのに、ずっとこっちに連絡してきたりして、未練がましいわね」

 みたいに思われるのは、やはりこの、なんというか、ヤワな男に思われたくない、というプライドがあるのだ。

 そして風の噂で、元の支店で

『呉

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鉄板

鉄板

 鉄板ネタ、というわけでもないのだが、例えば人事異動などで、全く見知らぬ人たちに囲まれた環境で、さりげなく挟み込む私のお決まりの話題、と言うものがあって。

 それは、一刻も早くタイムカードを打つべく、せかせかと動き回っている時に、上司あたりが、

「呉くん、そんなに慌てて帰らなくても、ゆっくり帰り支度をしたらいいじゃないか」

 というパスが投げられた場合、私が決まっていうのは

「嫁さんが一緒

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高貴な女性

高貴な女性

 こんにちは。アウトプッター呉エイジです。

 今年は相棒の金平に宣言し、インプットよりもアウトプットの比率を多くしようイヤー、ということで、創作には程遠いですが、そう、随筆。呉エイジの随筆シリーズとして、ブログに書くほどのことでもない文章を、ここ、ノートにて手軽に書き残していこうかな、と思っています。

 読書でもそうです。インプットのつもりで読んでいても、読書というものは基本、娯楽なので、結局

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