待ちに待った「摩擦係数」のMVが解禁された。
「そこさく」のCMで、ほんの少しだけ流れただけで、もうファンの間では結構話題になっていたが、ついにフル尺で公開された。

最近は、長い楽曲が多いという印象だったのだが、今回はかなり短い。
これは、ダンスの激しさと関係している可能性はある。
先日「関ジャム」のジャニーズのダンスを特集した番組に出演していたTAKAHIRO先生が、櫻坂46に対しても、かなりボーイズグループの要素を採り入れた演出をしてきたのかもしれない。
欅坂46とはまた異なる「格好良さ」が前面に出ていて、都会的かつスタイリッシュな振付である。
「関ジャム」でも床に手を付く振付がかなりきつかったという話があったが、難なくこなしているのが素晴らしい。
ダンスのレベルを上げて、さらなる進化を見せつけてくれたのが、ファンとしても嬉しい限りである。
衣装も、いつも通りのRemiさんである。
振付や衣装、MV監督まで、いつもの「チーム櫻坂」が結集して制作されていることもあり、メンバーの良さが素直に表現されているのが嬉しい。
森田さんのSHOWROOM配信で、山﨑さんが電話出演した際、「ビジュの秘訣は？」というコメントに対して、半分冗談で「素材を活かして･･･」という話を山﨑さんがしていたが、今回のMVはまさにそれである。
ダンスも激しさの中で、非常に揃っており、フォーメーション移動もスムースであるため、観ていて気持ちが良い。
池田監督らしく、長尺を多用し、メンバーの状態をそのまま収めているため、彼女たちの魅力が逆に際立っているように感じられる。
森田さんと山﨑さんのソロ部分も、とても画力があり、思わず見惚れてしまう。
MVを観ていて、あっと言う間に感じる場合は、ある種のゾーンに入っている状態と言えるだろう。
元々4分もない曲であるが、体感では1～2分くらいにしか感じられない。
MVの時点で、ここまで仕上げてきていることから、もうライブや音楽番組で、どのようなパフォーマンスになるのか、今から楽しみである。