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都会から森の中の子育て

 3月にニューヨークから帰国して4ヶ月。大都会から急に山へ住まいを変えたので新鮮な日々を送っています。休みの日は森の中にいることも多くなりました。梅雨明けと共に遅めに始まった今年の夏休み。今日は車で5分の森へ。そう、また森。

 新しい住まいの近所は自然には困らないくらい、山、山、山。登りたい放題です。動物も昆虫もわんさかいます。今までは人混みの多いコンクリートに覆われている街で公園で緑を眺めたり、涼んだり。生き物はネズミにゴキブリ都会の代名詞だけど、ニューヨークはリスも多かったな。変わり種はアライグマやホタルなど。新しい住まいの近所にはイノシシ、きつね、たぬき、りす、アナグマ、ハクビシン、モモンガ、ムササビ、フクロウ、たくさんの野鳥などニューヨークとはまた違った生き物たちがたくさんいます。今の季節だったら男の子が喜びそうなカブトムシやクワガタなども取り放題なんだろうな。

 私が育ったのは千葉県の北部の田舎で田園風景が広がる小さな町でした。もっと小さい時は静岡県の藤枝市。こちらも田んぼに囲まれた田舎でした。都会っ子ぶっていて実は生粋の田舎娘です。が、やはり長年都会で生活をしていると都会暮らしにすっかり慣れてしまったのか、虫がブーンと飛んでくると「ぎゃー!」となるし、山歩いててガサガサ聞こえるだけで「何かいる!」と怯える始末。今日なんて梅雨明けの森の中だから蚊が大量にいてものすごい量の蚊に追いかけられて子供達よりビービー言っているほど情けなくなってしまいました。耳元にぷ〜んと来られると嫌ですよね。。。家に帰るとやはり、しかもおでこに二ヶ所刺されてるし(涙)

 そんな私がこんなに山の方に来たのも子供達に自分のように自然の中で育って欲しかったから。せっかく帰国したのにわざわざ家族から離れて暮らす理由の一つです。あとは得意の『感』。大輔の実家の近くも私の実家の近くも住むとなったらなんでかピンと来なくて、縁があって今住んでいるところを見に行った時に『ここだ』とお互い思ったのです。

 引っ越したばかりの頃は山を散策中、子供達は怖がって抱っこをせがんできたりしましたが、今は3歳になったばかりの息子も登るのに小一時間かかるくらいの小さな山だったら自分の足で登って降りるようにもなってきました。ニューヨークではなかなか戯れることがなかった虫たちともふれ合うようになりました。今では娘はバッタ取りの名人です。子供の順応力はすごいですね。私だけ完全に一人取り残されています。

透き通る水がきれいな沢にて。父が捕まえたオタマジャクシを初めて触れてみる娘。ニューヨークの学校でFrog(カエル)の赤ちゃんはTodpole(オタマジャクシ)だって習ってしていたけど、実際に触れてみるのは初めて。本で見たものを間近で見て興味津々の5歳児。

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 ある場所では天然素材を使って作品作りにも挑戦。施設の係りの方が「見本を見せずに、親も何も言わずに子供にゼロから作らせるといいですよ」とアドバイスをいただきました。まだ赤ちゃんの面影が残る3歳児はどんなものを作るのか?彼の想像力はいかに?

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