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キレ!

 最近40を目の前にして、このままだといかん!と思い、体力づくりをスタートしました。NY在住の頃はどこにいくのでも徒歩に地下鉄かバス、とにかく自分の足で行っていました。もちろん、ギグに行く時も。日本とは違ってベースアンプなんて置いてあるお店が少ないのでコントラバスとベースアンプ、譜面台に時には傘の重装備でよく地下鉄に乗っていました。それが、今では郊外に移り住んだため、移動は車。かろうじて運転初心者なので、ギグには交通手段を使っていますが、格段に運動量は減ったと思います。と、なって、このままではいかん!!と思ったわけです。

 そこで単にランニングをするとなると、私のことだから3日坊主だろうし、筋トレだけだとつまんないし、と思いついたのが、ダンス!

 コロナ禍の恩恵か、世の中には家にいながらインストラクターに振り付けを優しく教えてもらいながらワークアウトできる動画の多いこと。最近ハマっているのが、たった30分のHip-hop。身体で音楽を覚えていくことは自分の音楽性にもきっと活かせる!一石二鳥じゃん!と思って。

 もうかれこれ3ヶ月くらいはほぼ毎日続いてるクリコダンスですが、毎日会っている友人から「ちょっとしまった?」っと言ってもらえたり、お腹のたるみもずいぶん減って効果はあるみたい。自分なりに頑張って振り付けを毎回覚えて格好良く踊っているつもりでいました。でも、思い返してみたら、NYでもHip-hopのダンスのクラスをとっていたことがあって、ウエアまで揃えて挑んだのですが、鏡に写った自分にあまりに愕然としてしまい、断念したことがあったのです。

 でも、それはもう何年も前の話!そろそろ上手くなってるんじゃない?と自分の姿を動画で撮ってチェックしてみるとびっくり!なんとおかしな動きをしている自分がいるではありませんか。あまりに滑稽な姿に大ショック。

 でもでも、何がそんなにおかしいんだ?今回は違います!ちゃんとあの滑稽でどこかの原住民の踊りのような怪しいクリコダンスの原因を探ろうと思ったのです。

 それは、きっと『キレ』の問題。止めるとこは止める!動かすときは早く機敏に!メリハリをつける!!それまでは振りをいくら大きくしてみてもおかしかったし、きっと『キレ』の悪さが滑稽なクリコダンスの原因だったのです。

 ちょっと待てよ、それって音楽を弾く上でも一緒なんじゃないか?とも思ったのです。レジェンドの演奏はなんでカッコいいか、もちろん、使う音や音質も絶対だけど、タイムがめちゃくちゃいいし、何より『キレ』があるのです。

 でもそれを一体、どうやったら習得できるのか。細かく言ったら色々練習の仕方もあると思いますが、(先を読むように〜とか、最初は音少なめに〜などなど)とりあえず、『キレ』を意識しながら演奏してみる。のはどうでしょう?

 私もそれを意識しながら明日からまた踊ってみようと思います!!
(練習の方でしょー!って誰か突っ込んで)

 

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