見出し画像

ご主人様育成計画(仮)#7

2人の関係性

ご主人様育成計画(仮)というタイトルで2人の関係が綴られてきたがなぜ(仮)とつけたのかそれは2人がまだ主従関係でもなんでもない関係だからだ。傍からみればそういう誤解をされかねないが自分たちの中ではまだそこまでの決まりは無い。先日7度目の逢瀬でその事について彼と話し合った。そろそろこの関係を名付けていいのでは無いかと。彼の意図は違った。互いにそれなりの年齢で経験もあり、表の世界を持っている。若い頃なら関係性を名付けて繋がりを意識するのもひとつの手段だけどそれは自分たちには相応しくないと。それにまだたった7回しか会っていないしもう少し時間をかけたいと。そして私とは出来る限り長く付き合って行きたいと。(この言葉は以前から仰っていた)
なんだか上手くはぐらかされた様な気分もあり釈然とはしないけどまだその時では無いのだと自分に言い聞かせた。それでも出来るだけ彼とは長く多く関係を続けて行きたいという気持ちには変わりない。

ふたりだけの場所

以前より彼の仕事上で個人使用している部屋があると聞いていた。ついにその部屋へ行くことが決まった。案内されたのは古びた雑居ビル。埃っぽく狭い階段を登り抜け部屋へ入る。内装は手が加えられ清潔で簡素な作りになっていた。ひと休憩した後また壁際へ立たされてビンタを受ける。今回はホテルと違って声を出せない。壁は薄くすぐに近隣に響いてしまう。いつもの強烈なビンタが飛んできても悲鳴を出せない。ぐっと堪えて痛みに耐えた。恐怖に縮こまるわたしに「身体を差し出せ」と命令された。今までにない言葉だったのでまた一段階彼が変化したことを感じた。言われるがままにすべて差し出した。腹パンもビンタも受けた。彼が一通り加虐し終えて満足すると「前よりも差し出せるようになったね」と褒められた。1度目のあの頃より相手にすべてを委ねられている。それは自分でもわかる変化だった。こうやって互いにプレイを重ねて変化していくことにとても達成感と満足感が得られた。ふたりだけの空間という認識も加わりより加熱したプレイになった。

いちゃラブやんな?

汗を流しに仕事場を離れホテルへ向かう。今日はいちゃラブをするそうだ。わたしの近頃のツイートを見てそう提案してくださったのだろうか。性欲が少し溜まり気味だったのは事実だ。シャワーを終えてベッドへ向かう珍しく部屋を暗くしてよくある普通のセックスの流れ。しかし挿入をして揺さぶられている途中突然腹パンが飛んできた。何度も連発して。ビンタも首絞めも交えていちゃラブにしては強引な動作。いちゃラブなのかと尋ねると「いちゃラブやんな?」と聞いてきた。疑問が残りつつもいちゃラブと認めるしか無かった。何度も奥を突かれながら腹パンとビンタ、スパンキングの連続。そして最後に念願の中出し。裏垢では基本的中出しNGだったけれども自分の慕う人から注がれるものは別格に嬉しかった。その時やっぱり縁が切れる限りこの人に従おうと誓った。帰宅して何度も腟内に精子が残っていないか確認した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?