右翼左翼についてふわっと考える。

※おことわり。

あくまで主観によるもので、具体的な定義づけだとかなんだとか、難しい話はなるべく排除しております。これが絶対的に正しいとかではなく、思考の一助としてお役に立てましたら幸いです。

有料となっておりますが、寄付用にセットしただけで、基本全文読めます。短いし難しい話は書いてないので、お暇な時に。


ニュースやネット上などで度々見かけますね。
右翼と左翼。
何となくどちらも「怖いな」ってな印象ですが、正しく理解されているでしょうか?

右翼って何?

左翼って何?

きちんと説明出来ますか?

万人が納得出来る答えを端的に言えますか?

え~。

私には無理です。

おいおいって思うかも知れませんが、私なりに情報をとりまとめたり、考察した結果、こうとしか申せないのですよ。


定義はコロコロ変わる!

そもそもはフランスの議会で、議長の右側、左側に座っていた議員さん達の傾向に寄る物らしいです。
右翼は保守的。伝統など古い物を守って行きましょうね、といえば分かりやすいかな。
左翼は革新的。新しく作り上げて成長していきましょうね、と言えば分かりやすいかな。
ざっくりとですよ?

しかしこれ、場所や時代などによって簡単に変わってしまう話なんです。
例えば左翼政権によって新しい体制が出来ました。
あれから40年。
その国体を維持し続けましょう!というのは、保守的?革新的?
厳密に研究すれば分かるのかも知れませんが、まあ我々一般人には分かりません。

日本で言えば、江戸幕府という旧体制を守ろうとする佐幕派が右翼。それを革命で打ち倒した明治政府が左翼かな。
でも明治政府のその後や、系譜である現在の日本国は左翼政権?しかし第二次大戦末期は国体護持を掲げた右翼政権。同じ政権であっても変遷するし、変質してしまう訳ですよ。
ややこしや。

本題

さてここから本題。
私のアメリカ人の友人から聞いて目から鱗だったお話がありまして。
それをふわっとまとめてみたいなと思ったんでこの記事書いてみた訳でして。

皆様、右翼と左翼は対立軸であると思ってらっしゃるでしょう。
こんな風に。

極右だとか、極左だとか、怖い人たちですね。
で、真ん中に中道派がいると。

私もこうだと思っていたんですが、違うんだと彼は言うのです。
ざっくり書くとこう。

丸くなるんだそうで。
で、円の下で極左と極右は同じ所にいると。
「そんなはずないやん。黒井はアホか」
アホなのはそうとしても、よくよく考えてみてください。

極右ってやつらは民主主義社会で保障されている自由権を抑圧するような主張(滅私奉公、在留外国人や移民に対する暴力・侮蔑・罵倒を以ての排斥運動、近隣国の敵視、またそれらの国を凌ぎ国威を示すための大幅な軍備増強など)を行い、また自国政府が自分達の意を酌まなくなったと感じた場合は暴力による打倒と、より自分達の意に沿う政府の樹立を企む(wiki参照)だそうで。
で、極左ってやつらは武力を伴う暴力革命を起源とし、独裁政治を開始し、反対派を多数処刑する恐怖政治を行ったりする連中です。暴力革命・政府転覆という目標を掲げ、過激な犯罪行為によりテロリストや過激派として政府当局から弾圧されたりする人たちです。wikiより一部抜粋。
ほら、大体一緒でしょ?


やってきた事をご覧なさい。
「故国の為、死ね!」か、「思想の為、死ね!」か。大差ないです。
極端になると途端に話し合いが出来なくなるんですよ。そして暴力でもって相手をねじ伏せようとする。
それは根本的には同じ存在なんです。


アレンジしてみた。


で、色々考えながら私なりに加筆してみた訳ですよ。

だいぶごちゃごちゃしてきましたね。説明して参りましょう。
ぶっちゃけ、右派も左派も、必要な存在です。どっちが正しいとかありません。
何が違うのかと言えば、『この国を良くしていく方法論』なんですよ。端的に申せば。
その中で恐らく「個に対する関心」が強いのが左派。
つまり福祉だとか平等だとか、自由や人権、権利などを国民にもっと与えたい!と思うのが左派的思考。

一方で「公に対する関心」が強いのが右派。
個人の権利はさておき、公的価値、インフラストラクチャーや国家の安全保障、外交などを優先し国を守りたい!と思うのが右派的思考。

ざっくりとだよ?

どっちが正しいでしょうか?


どっちも正しいと思います。

国は国民無しには成立せず、国民は国無くして安心して生きられません。
どちらかが強すぎてもダメだし、弱すぎてもダメ。
綱引きやってるくらいが丁度良いと私は思うのです。

でね?
こうした事を言うと
「国なんて無くても国民は生きていけるしwww」
とか
「国家無くして国民は生きられず! 国体護持の為には国民は二の次三の次!」
なんて言う人が湧く訳ですよ。

それが円の下側、デンジャーゾーンな訳ですよ。

一言で言えば、
「話し合いが出来ない」層です。
前者の発言は国家が無くなった際の不利益について無視しているし、この発言に責任を取る気が無い為、聞く必要がありません。
ひどい言い方かも知れませんが、例えば社内で会議しましょう。
「この会社潰れるかも知れないけど、俺はアイディア出さなくていいよね? なんなら別な会社行くし」
なんて言う奴を会議に呼びます?私はつまみ出します。

あるいは後者。
この考えが行き着く先は独裁しかないんですよ。例えるまでもないでしょう。

彼らの中で既に結論がでており、その正義の為なら何をしてもいいと考えている。話し合いが出来ない人たち。それが極右・極左って言われる人たちですね。

どちらもテロリズムとも相性がいいです。何せ正義は我にあり。『多少の犠牲はやむを得ない』のです。
極右のテロも、極左のテロも、同じように起こっているでしょう?その辺りも、同じ穴の狢である事を裏付けています。

あ、ネトウヨ・パヨクって層も大体同じに分類しました。脊髄反射的な人たちばかりだし、レッテル張りばかりで排他的で攻撃的。話し合いも出来ない層ですし。

大事な事は

で、大事な事はね?
自分の立場が右翼or左翼である事を自覚する事。ではないのよ。
何せ事案によっては右翼的(守旧的)だったり左翼的(革新的)だったりする訳じゃない。
一人の人間の中に混在している。それはとても自然な事だと思うんです。
なので以下の表。

分かりにくい!(笑)
右派と左派が話し合って、それぞれの思い描く未来をぶつけ合って、現実的な未来の中で理想的な所を目指していく事が大事なんじゃないですかねって事です。
100%誰もが納得する答えなら尚良し。
でもさ。
これ読んでる人も分かるでしょ?社会に出ていれば分かるでしょ?

「全員が納得出来る答えなんて無い」のよ。
だから話し合おうよって事なのよ。
色んな立場から意見出し合って、理解したり、反目もあるけど、妥協して落としどころを見つけていこうよ。
私らはきっとそれが出来る。

あなたが極右や極左、ネトウヨ・パヨクで無い限り(笑)


因みにこの図の真ん中に入るべき文言があると思っていて。
それは


ででん。
愛国心!

なんて言うと『お前は右翼か!』って言われかねませんが。

単純な話なんです。

みなさん、家族は好きですか?
故郷は好きですか?
親戚、友達連中は好きですか?
出身の都道府県は好きですか?
今住んでいる場所は好きですか?

その心が愛国心あるいは愛郷心って奴だと思うんですよ。
「好きだから、良くしたい」
と思うのは自然な気持ちな訳で。
その、好きって言葉に方向性が色々あるのは事実として。
(それが右派的か左派的かって事だと思うんですけど)

何も自分のいる場所が『悪くなれ!』だとか、『呪われろ!』なんて思う人はいないでしょう?
悪い場所なら別な場所へ行けば良いのです。
それだけ。

幸い日本は日本語のみでお話し出来る訳で。
そして高い識字率で文字のやり取りが簡単に出来る訳で。
話し合って、妥協して、納得して、より良い未来を作っていきましょうね。

ってのが私の言いたい事。

話し合いの出来ないデンジャーゾーンの人たちは……ほっときましょう(笑)
相手を尊重出来ない人間が権力を握った時、まともな政権になるとは思えません。
話し合いに行ったら殴られた、洗脳された、殺された。
なんて事だってある訳ですし。
そんな人間に話し合いの場につかせる必要は無いのです。
つかせてもいいけど、それに逐一構っていられる程暇じゃないんだって(笑)


長々と書きました。適当に書きました。間違いとか色々あると思いますが、最初に書いた通り、皆さまの思考の一助となりましたら幸いです。

尚、「てめ~の言ってる事が気に食わねぇ!」って方。

もし、万一おられましたら。

私に寄付をした上でコメント下さい。寄付の無い方には特に何もしません(笑)

私も時間に限りがありますし、言葉遊びだとか重箱の隅だとか、そういう事に付き合う気はありません。

あしからず、ご了承ください。

とにもかくにも私が思う事は一つです。

皆々様が平和で幸せな人生を歩まれますように。


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