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心の風邪


僕たちは疲れている。仕事、家庭、抱える問題はそれぞれであるが、人は心のキャパシティを超えた時、精神が疲弊しうつ病を患ってしまうことがある。


うつ病

うつ病は、精神障害の一つであり、持続的な憂鬱間や興味や楽しみへの喪失感、エネルギー低下、睡眠障害、食欲変動、自己価値観の低下などの症状が特徴であり、注意力や集中力の低下、思考の停滞、判断力や意思決定の困難、自殺念慮なども現れることがある。

心の風邪キャンペーン

1999年、大手製薬会社により、SSRIであるパキシルを販売する目的で、軽症のうつ病を表す「心の風邪」というキャッチコピーが多様された。
SSRI
選択的セロトニン再取り込み阻害薬
(せんたくてきセロトニンさいとりこみそがいやく、英語: Selective Serotonin Reuptake Inhibitors, SSRI)とは、抗うつ薬の一種。シナプスにおけるセロトニンの再吸収に作用することでうつ症状、病気としての不安の改善を目指す薬。2009年5月現在、日本国内で100万人以上が使用していると推定されている 『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本人は病んでいる

心の風邪キャンペーンが日本でも展開されるようになると、2000年頃から、うつ病と診断される患者は急増し、新型コロナウイルス流行後の2020年には日本国民の17.3%がうつ病、うつ状態にあるという調査結果が出ている。うつ状態の診断が増えたことは、心の風邪キャンペーンにより心の健康に対する社会的な関心、認識が高まったとも考えられるが、一方で、日本における健康問題の深刻さも表している。


心との向き合い方

僕は医者でもないし、医学的な知識は皆無であるから、うつ病の治療に関しての明言は避けておこうと思うが、自分自身、日常生活における様々なストレスが原因となり、睡眠障害や食欲の低下、持続的な憂鬱間といった症状に悩まされることは時折ある。
一定期間休養すればこういった症状も治まるのかもしれないが、仕事をしている以上、そういうわけにもいかない。(多分休んじゃいけないと思う人がうつになりやすい。僕もそうなんだと思う。)
でも、僕は心が苦しんでいる時、その苦しみを受け入れとことん苦しむようにしている。また、この苦しみも諸行無常に移ろいゆく人生の一部なんだと考え、自分を俯瞰して見つめるように心がけている。だけどこれはあまりおススメしない。しんどいから。(僕は人生ハードモード)
※諸行無常
仏教の根本主張である三法印の一。世の中の一切のものは常に変化し生滅して、永久不変なものはないということ。小学館 デジタル大辞泉

治療

確かに、苦しみから逃げることが時には必要な場合もある。苦しさやストレスが過度に負担となり、心身の健康に過度な悪影響を及ぼす可能性もあるから、一時的に距離を置くことも有効な選択肢である。
だが、それは永続的な解決策ではない。やはり適切な治療や支援を受けて、自分の気持ちと向き合うことが重要であると思う。幸い、昨今ではうつ病に対する社会的な偏見も少なくなってきているから、一人で苦しまずに通院することをおススメする。決して不幸な決断だけはしないでほしい。

【追記】


僕は、美味しい物を食べてリフレッシュしている。
新鮮なお刺身は美味い。


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