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LEVEL4

昨今、高齢車ドライバーによる交通事故が社会問題となっている。その対策として、政府は高齢者への免許自主返納を奨めているが、僕が暮らしている地域は、人口減少やコロナ禍における利用率の低下が一因となり公共交通機関が衰退していて、車がないと生活が成り立たない現状がある。地域住民のタクシー代を割引するなど、独自の対策をとってはいるが、まだまだ不十分だ。そんな中、とある記事が目に留まった。

「新しい社会を作っていきたい」
自動運転レベル4の普及を目指す会社の社長のことばです。4月1日の改正道路交通法の施行で、特定の条件のもとドライバーがいない状態で自動運転を行う「レベル4」の公道走行が解禁されます。“ドライバーがいない車が人やモノを乗せて街を行き交う”。そんな時代が近づいています。(経済部記者 名越大耕、山根力)

無人の自動運転「レベル4」がまちを走る | NHK | ビジネス特集

高齢者の移動手段を確保することや、公共交通の担い手不足を解決するため、通信大手ソフトバンク傘下の企業「BOLDLY」(ボードリー)では自治体と協力して、レベル4の自動運転バスの実証実験を行っているとのことだ。レベル4、あまり聞きなれない言葉だけれど(TMレボリューションかと思った…)Wikipediaで調べてみると、

レベル0

ドライバーが常にすべての主制御系統(加速、操舵、制動)の操作を行う。前方衝突警告 (FCW)などの主制御系統を操作しない運転支援システムもレベル0に含む。

レベル1(運転支援)

加速、操舵、制動のいずれか単一をシステムが支援的に行う状態。衝突被害軽減ブレーキなどの安全運転支援システムによる。

レベル2(部分自動運転)

システムがドライビング環境を観測しながら、加速、操舵、制動のうち同時に複数の操作をシステムが行う状態。アダプティブクルーズコントロール(ステアリングアシスト付き)等がこれに該当する。ドライバーは常時、運転状況を監視操作する必要がある[注釈 1]

レベル3(条件付自動運転)

限定的な環境下若しくは交通状況で、原則として自動運転システムが全ての操作(加速、操舵、制動)を行い、運転者は一切の操作をしない。ただし、自動運転プログラムの機能限界時などには、ドライバーに操作権限が移譲され、その場合には運転者が自ら運転操作を行うことが前提とされている。

通常時、ドライバーは運転から解放されるシステムである。ただし緊急時やシステムが扱いきれない状況下では、ドライバーは運転操作をシステムから引き継ぐ必要がある。

レベル4(高度自動運転)

特定の状況下のみ(例えば高速道路上のみ、又は極限環境以外(極限環境とは、雷雨、大雨、大雪、あられ、台風、極低温環境、超高温環境といったシステムの正常な動作を妨害するような環境のこと)などの決まった条件内でのみ)、加速、操舵、制動といった操作を全てシステムが行い、その条件が続く限りドライバーが全く関与しない状態。基本的にドライバーが操作をオーバーライドする必要は無いが、前述の特定の状況下を離れると人間の運転が必要になる[注釈 2]

レベル5(完全自動運転)

無人運転。考え得る全ての状況下及び、極限環境での運転をシステムに任せる状態。ドライバーの乗車も、ドライバーの操作のオーバーライドも必要ない。安全に関わる運転操作と周辺監視をすべてシステムに委ねる。

自動運転車 - Wikipedia

レベル4の自動運転車は、ほぼドライバーが必要ないじゃん。それに、4月1日の改正道路交通法の施行で、公道での走行も解禁されてたんだね。知らなかった。実際はまだ、実証実験の段階ではあるみたいだけど、SF小説で描かれていたような事を実現できる世の中になっているなんて、驚きだ。(僕は山で暮らしているから、世の中の流れについていけていない。)

でも、車を自動運転にするぐらいなら、僕は自分自身を自動運転できる人間に改造してほしい。スイッチのオンオフで、マニュアルとオートマを切り替えられるようなイメージ。特定の状況下、例えば、単調な事務作業、通勤の際の運転、買い物、掃除、洗濯etc.では、自動で動く。もちろん、極限環境では僕の意思で対処する。これなら誰も文句ないよね。
近い将来、僕がLEVEL4に到達できる社会が来ることを、限界集落の片隅から、切に願っている。


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