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怖いことに向かっていく

サバンナの設定を超える

私たちは本能的に恐怖を感じるものから距離を取ろうします。

サバンナでサバイバルしていた時代には大変役に立っていたこの機能が、現代において適切に機能する状況は減りました。

私たちが抱く多くの恐怖は、
命に関わりのないレベルのものです。

全ての恐怖を避ける必要はありませんが、
より多くの変化を求めるのなら恐怖に向かって行く姿勢が重要になります。

何万年もかけて構築された本能を理解し、
それを超える必要があるのです。

今回は恐怖についての考え方について書きます。

本能の想定と現状のギャップ

よりよく生きよう。
より自分らしく生きよう。

と思った時に、
今の自分が快適な方を選ぶというのは、
必ずしも自分らしく生きるために取るべき選択ではない場合があります。

というのは、
快適や居心地の良さというのは 現状の維持につながる場合が多いからです。

サバンナにおいて良い住処を見つけたなら、
そこを不用意に動かないのが定石でした。

しかし、変化の激しい現代において現状維持は自分を危機に追いやることだからです。

本能で想定している環境が変わっているため、
ただ本能に従うだけでは、
不利な立場に追いやられることになるのです。

本能と環境が一致してない私たちはそれらの差について理解する必要があります。

つまり 本能で怖いと感じても、
それほど危険ではない可能性をいったん 考慮する必要があるのです。

未来の自分へ置き土産

しかし本能の影響というのは大きいので、
そう簡単に抗えるようなものではありません。

反抗しようとすると より強く さらなる反発がきます。

ですから 恐怖に対し 力を使って抗おうとするのではなく 自分自身をより良い方向に誘導するように考え方を変える必要があります。

その1つとして、

未来の自分へ置き土産を残す。

という考え方が役に立ちます。

今自分が恐れを感じていることを克服したとしたら、未来の自分はどれだけ 今この選択をした自分に感謝するだろうか?

このような問いかけを自分自身にしてみると未来の自分を喜ばせるために 今飛び込むべきだと思えるかもしれません。

嫌なものを我慢してやろう。というよりは、
大切な人(未来の自分)のために体を張ろう。

というポジティブな方向に考え方を変えることができます。

ネガティブな感情を無理やり 押し殺すことは 一時は良くても継続することが難しいです。

それよりはむしろ 理想の自分が過去を振り返って感謝するような行動を 今取ることを意識すべきなのです。

恐怖を早めに克服すれば、
未来の自分をより長く幸せにすることができます。

100日後に克服すれば101日以後の自分を幸せにすることができます。

今日克服すれば明日以降の自分を幸せにすることができます。

早い段階で克服することで より多くの 未来の自分にお土産を残すことができるのです。

このように考えると、
今 恐怖を避けることは損失になりかえって恐ろしいことだと思えるかもしれません。

もちろん全ての恐怖を避ける必要はありません。
立ち向かうべき 恐怖とそうでない恐怖 があります。

立ち向かうべきは理想の自分が恐怖を感じないものです。

理想の自分が恐怖を感じていなくて、
今の自分が恐怖を感じているのならば、
現状から理想 までの間のどこかで それを克服している瞬間があるはずです。

それをどこにするかという問題です。
いずれするのは確定です。

先伸ばしにするほど、
同じ 恐怖に煩わされる時間が伸び、
幸せにできる未来の自分は少なくなります。

反対にすぐに克服してしまえば、
同じ 恐怖でもやもやすることは 減り、
より多くの 未来の自分を幸せにすることができます。


恐怖を感じた時、
新しい自分になる チャンスです。
その課題をクリアし、より多くの 未来の自分を幸せにしていきましょう。



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