雨だれが水たまりに跳ね返る音を

それがズボンの裾を濡らす冷たさを

聞いているのではなく、感じているのではなく

ただそこにある世界を、雨だれとか感覚に分別して

あまつさえ我までこさえて

無数の意味に分かつているのだ。

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