見出し画像

CUD-カラーユニバーサルデザインへの配慮と便利な確認ツール

CUD-カラーユニバーサルデザインとは?

カラーユニバーサルデザインは多様な人たちが利用するサービス、商品、建物、設備などのデザインを誰に対しても分かりやすく情報が伝わるように、デザインの色を機能させ、配慮することです。

  • 様々な特性を持った人が見分られるような配色を選ぶこと

  • 色が見分けにくい人にも情報が伝わるようにすること


色覚障害(色弱)とは?

ものを見る機能のうち色覚(色を区別する)能力に障害があることにより、一般的に捉えられる色彩を感じ取ることが困難な状態を指します。
NPO法人カラーユニバーサル機構(CUDO)によると、色弱者は日本男性の約20人に1人、女性の約500人に1人、日本全体で約300万人以上いると考えられています。

色覚障害のタイプを見え方

人間の目の網膜には
・長波長(黄色周辺)に反応する赤錐体
・中波長(黄緑周辺)に反応する緑錐体
・短波長(青周辺)に反応する青錐体
3種類の錐体細胞があり、赤、緑、青を感じる視物質をもっています。

■ P型(1型)2色覚(P = Protanope)

P型(1型)2色覚

赤色を感じるL錐体が無いまたは正常に機能しないことにより発生します。
先天性色覚障害の約25%

■ D型(2型)色覚(D = Deuteranope)

D型(2型)色覚

緑色を感じるM錐体が無いまたは正常に機能しないことにより発生します。
先天性色覚障害で最も多い約75%

■ T型(3型)色覚(T = Trianope)

T型(3型)色覚

青色を感じるS錐体が無いまたは正常に機能しないことにより発生します。
先天性色覚障害の約0.02%

■ A型色覚(D = Deuteranope)

3種類の錐体のうち1種類しか無い、または全てが無いため、色を明暗でしか感じることができません。
T型同様に頻度は非常に低く、10万人に1人以下

※ それぞれの見え方はアプリのシミュレーションです。
 すべての方に当てはまるわけではないので、参考としてご覧ください。

おすすめ確認ツール

デザイン制作する際に、私たちにも色の見え方を疑似的に確認することができる便利なツールです。
「色覚障害のタイプを見え方」の項目で以下の色のシミュレーターを実際に使用した各色覚のイメージ画像をご紹介しております。

色のシュミレーター

色覚ごとの見え方をリアルタイムに変換、比較できるアプリ

色彩ヘルパー

色覚障害の方が一般的な見え方を色の名称として調べられるアプリ

iOS版:ダウンロードページ

最後に
クロコ IT事業部では、業務に差し支えない程度であれば就業中のインプット作業を基本OKとしています!
学ぶことをやめないメンバーと共に、最高のクリエイティブを生み出してみませんか?

▼クロコのWeb制作に関してはこちらから
https://lp-web.kuroco.jp/