鳴らす前に連絡を1本いれなさい
「ピンポーン」
インターホンが鳴る。
ここで質問のだが、皆さんはインターホン鳴ったら「はーい」と応答するだろうか?
そりゃあ頼んでいた荷物が届くとか、何かの修理に来た人とか、友達が来るとかならもちろん応答するだろう。
ただそれらが来る覚えが無い場合、あなたはインターホンに出るだろうか?
僕は割と「居留守」を使うことがある。
「居留守」とは、読んで字の如く「居るけれど留守を決め込むこと」である。
要はインターホンに出ないということ。
「知らない人が訪ねてきても出ないように」という、学校だか家だかは忘れたがそう教えられてきた幼少期があり、それが今でも判断基準となっている。
だから大抵の「ピンポーン」は居留守を決め込む。
「そうしたら荷物受け取れなくね?」という疑問があるだろうが、「荷物を頼んだ」という記憶があり、来訪者が宅配業者の格好をして荷物を持っていればわかるだろ。
カメラ付きインターホン様様である。
それ以外の来訪者も格好で判断することが多い。
「これは定期的に来る人だな」とか、家族から「今日は〇〇が来るから対応よろ」とあればそれかなと出る。
今僕はこれを「当たり前でしょ?」という感覚で書いている。
しかし本当にそうなのだろうか。
世の中の人はインターホンが鳴ったらとりあえず出て、いらない営業だったらインターホンで断ってしまう、ということをしているのだろうか。
まぁそれがめんどうだから僕は居留守を使うんだけどね。
インターホンが鳴って、カメラに映った人が見知らぬ人だった場合、「誰だよ。来るなら連絡してから来い」と思う。
「今から〇〇の営業に向かいます」と。
ただ、電話も出ないのである。
ずーっと留守電モード。
なんかすげぇ人との接触を怖がってる人みたい。
電話もそう。
「今から電話かけます」とひと言言ってからかけてくれ。
そう思う。
ただ冷静に考えるとおかしな話である。
インターホンも電話も、コミュニケーションの取っ掛かりとして機能する媒体である。
「今からこれの話をしたいので出てきてもらっていいですか」
そういう事前連絡がインターホンの「ピンポーン」であり、電話の「プルルル」である。
その初手の連絡にも連絡が必要だと、僕はそう言っているのである。
相手からすれば二度手間である。
久々に朝ドラを見た。
家族が見ているのを途中から見ていただけなので、これがどんな話なのか、なんなら作品のタイトルすらわからない。
なんか子どもを日本に残してアメリカにお芝居しに行ってる話だった。
舞台は戦後すぐの日本。
そんな時代にインターホンは無かった。
だからドアをノックされる。
ドンドンドン、「くろださんいますか~?」ドンドンドン。
そうやって呼び出され、出る方は出る方で玄関まで出向き、ドアを開けなければならない。
めんどくさい営業を対面で断らなければいけないのだ。
居留守を使う。
電話に恐怖する。
「最近の若者はそうらしいよ」
そんなニュースが出ているらしい。
そうだよ、出ないよ、めんどくさいもの。
「家に居る」ということは「自分のことに集中している」ということなのである。
家で仕事をしてるかもしれないし、アニメやゲームをしているかもしれない。
「アニメなんていつでも見られるだろ!」
そう言いたい人もいるだろう。
だけど、最近のアニメって数が多いのよ。
そしてサブスクの普及により過去の作品まで見られるようになった。
とにかく時間が足りないのである。
見たい作品に対して使える時間が少ない。
だから「倍速視聴」なんてものも横行する。
そんな現代に、インターホンや電話に出て一つ二つ会話のラリーをするなんて「時間の無駄」でしかない。
メールやDMなどの”メッセージ”で済まさせてくれ。
メッセージであれば、こちらが見たい時に見られるから。
まぁそれでも、スパムメールは通報案件だけどね。
以上!くろだでした。
読んでくれてありがとうございました。
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ではまた👋
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