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「偏見」を持つことは悪いことではないんだよ

「中立」とか「平均」が”良い”とされている世の中で、「偏見」を持つことは悪いことなのだろうか。


政治的なことを言うと「極左」と「極右」。

思想的なことを言うと「フェミニズム」と「ミソジニー」。

戦争的なことだと「きのこ派」と「たけのこ派」。


偏見を持っていると、極端なことを言いがちになる。

だから「中立」がいいとされる。

だけどそれは、言い換えれば「何も考えていない」ということではないか?

そう考えると「偏見」も悪くは無い。


最近、なぜだか知らんが「結婚」というものを調べるのにハマっている。

それは「結婚生活とは?」みたいなところから、「結婚率、離婚率」みたいなデータ的なところ、果てには「未婚、恋人いない」というところまで、「結婚」というシステムが影響するありとあらゆるところまで調べること。

そうやって調べていると、「結婚って別にしなくてもいいじゃん」という結論に辿り着いた。

それは「独身でもいい」という話ではなく、「書類一つで成り立つ、いわゆる”法律婚”をしなくても”事実婚”って選択肢があるんだな」という気づきの意見。

そこに辿り着いた経緯は、男性女性共に「幸せになれる」とは限らないなということ。

結婚した女性が「夫が家事や育児をしてくれない」、「してくれても『手伝おうか?』と、まるで人助けの一環としてやってることがムカつく」などという意見を耳にする。

男性は男性で「仕事で疲れてるんだよ」ということを言っているが、昨今の「共働き」でその言い訳は通用しない。

だけどさ、収入面で見れば男性の方が高いってデータがある。

家庭の収入面を男性が支えているのなら、家庭の実務面を女性が支えてくれてもいいのでは?と思う。


さてさて、落ち着いていこう。

上はあくまでデータ上の話であり、「女性の方が稼いでいる」という家庭があることは重々承知しているのだ。

ただ、愛し合った二人とはいえ”他人”である。

他人同士が一つの家で暮らすのだから、順風満帆とは行かないことくらいわかりきっていることだ。

だからそれだけで「結婚しなくてもいいじゃん」という結論に至るのは早すぎる。


あとは「離婚」の話。

3組に1組が離婚するのが現状らしい。

そして離婚するのも大変なようだ。

例えば、AとBという夫婦がいて、Aの浮気が原因で離婚しようとなったとする。

でも離婚が成立するまでは夫婦であるから、別居していても収入の多い方が生活費を払わなければいけない。

もし、Bの方が収入が高かったら?

浮気された上、離婚までの生活費も払う羽目になる。

そして大抵離婚は先延ばされる。

だって、離婚しなければ生活費が入ってくるんだもん。

Aからすれば、こんなおいしい話はない。


これらの話はすべて「偏見」である。

「夫が~」「妻が~」「離婚だ~」なんてものとは無縁の幸せな夫婦生活をしている人もいる。

そして文句を言いつつも、何だかんだ二人で生活している夫婦もいる。

僕がさっきまで熱弁していたのは、あくまで一例であり、「偏った見方」の一つである。

ただ、偏ったおかげで「ミソジニー」という言葉と概念を知った。

反対に「ミサンドリー」という言葉と概念もあるらしい。

こういう偏った意見は偏らないと知ることはできない。

まぁ「知らない方が幸せ」ってことも多々あるのだけど、基本的に知ることはおもしろい。

知見が広がるからね。


だから「偏見」は悪いことじゃない。

それを表現して、誰かに嫌な思いをさせるから嫌悪されるのだ。

ただ、表現して「嫌だ」と人が思うのも、その人に偏見があるからなんだよね。

例えばキリスト教。

今では世界的な宗教だけど、昔は迫害の対象だった。

日本に入ってきた時も、最初は受け入れられたけど、江戸時代になったら「絵踏」で信者をあぶり出そうとするほど嫌われたよね。

時と場合によって「良い」とされるものは変わる。

それと同じで「悪い」とされるものも変わる。


世界は「偏見」でできている。

だから偏見を持つことは悪いことじゃない。

ただ、それを表現するときは注意が必要。

世間の「良い」と自分の「良い」が乖離している時、想像以上のバッシングが起きるかもしれないから。

だから「中立」というものが大事になる。


そんな中であえて言おう。

僕はきのこ派です。


以上!くろだでした。

読んでくれてありがとうございました。

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ではまた👋



【あとがき】

とはいえ、たけのこも食べる。

というか二つで1セット。

んで交互に食べる。

どっちもおいしい。

どっちかと聞かれたらきのこ。

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