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「デザインの博物館」

こんにちは、アートディレクターの黒田です。今回も日々の生活の中で見つけた「ホントにロンドン」な話をお届けしていきます。

第3回は、The Design Museumのお話。
ロンドンの博物館といえば、The British MuseumやThe National History Museumなどが有名ですが、ここはそれらとは少しタイプが異なる「デザイン」に特化した博物館なんです。

MAKERと表示されている部分は、時間が経つとDESIGNERやUSERに変化します。
地下鉄のマークがとてもアイコニック。
実物を使って、大胆に展示されている。

無料の常設展のタイトルは「Designer Maker User」です。20世紀以降の様々なカテゴリのデザインについて、そのデザインが生まれた背景や実際の制作プロセスなどが総合的に紹介されていました。

Appleの初期のロゴって結構細密ですね。SONYやPlayStationもあって嬉しくなりました。
昔のものほどボタンがいっぱいある印象。ポコポコしていてなんだか可愛らしく思えます。

私のお気に入りは、BRAUN→SONY→Aappleと、3社を取り上げてインダストリアルデザインの変遷を紹介したコーナー(User目線)と、ロンドンの地下鉄や交通標識のデザインを展示したコーナー(Designer目線)でした。

どちらも本物だったり、原寸のデザインが展示されていて迫力満点でした。地下鉄の車両の色を選んでいく過程や、プロトタイプの制作過程などは、見ているだけでワクワクしてしまいました!

制作の様子が横のモニターで紹介されていました。残しておくの大事ですね。
看板の文字組がエモい。

良いデザインってなんだろう?というのは、常に制作者の頭を悩ませる命題だと思うのですが、このミュージアムを訪れて思ったのは、ここで「よいデザイン」とされているものの共通点は、機能面がどこまでも突き詰められた結果、それが形や素材、色などにも現れて、個性となっているということかなと。展示のあちらこちらで、そのデザインは有用か?なにを解決するのか?どのように機能するのか?といったメッセージ目にして、いかに機能が大切にされているのかを感じました。今後の自分のデザインプロセスでも活かしていきたいなあと思います。

気づいたら、なんと3−4時間ほど滞在していました。


ではまたー!前回のPostも、よろしければご覧くださいませー。


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