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駅のお仕事③

こんにちは!

日々いろんな電車が色んな人たちをのせて行くために、
沢山の人たちがはたらいてるにゃ

今日は、駅にいる人たちの中でも『ホームにいる駅員さん』のお仕事にフォーカスをあてていくにゃ。

駅のお仕事は、大きくザックリ分けて『営業部門』と『運転部門』に別れるにゃ。

そう、鉄道でいう『運転業務』というのは、

× 電車を運転する運転士さん
○電車の運転・運行に関わる全ての業務

なのにゃ!

電車の運転は様々な人のチームワークでできてるのにゃ。

ここでは後者の『運転』関係のお仕事をしている人たちの中の「立ち番」や「ホーム番」といわれる人たちのお仕事の一部を紹介するにゃ。

一般的に、ホームに立っている駅員さんのイメージがこちら

放送して、案内して、そんなかんじだとおもうのにゃ。

でもこの人たちのお仕事の最も大切なお仕事は、

「安全確認」と「出発の許可を出すこと」

なのにゃ!

(会社や駅の種類によって差異があります)

安全確認

読んで字のごとく!安全確認にゃ。

実は駅員さんの安全確認は電車が到着する前から始まるのにゃ。

●step1

電車がホームに滑り込んでくる前に、可視界の範囲で

「電車が入ってくるのに問題がないか」

を確認するにゃ。

確認をする箇所も、「ホーム上」「線路上」「電車線(架線)」に支障がないか全てを一瞬で判断し、電車が入ってくるまで確認を継続するにゃ。

●step2

いよいよ電車がホームに入ってきたらまずは自分の目の前を電車が通過するときに、電車の正面をチェックするにゃ。

確認するポイントは大きく4つ!

種別・行き先が合っているか

列車番号があっているか
(その電車の運行上、割り当てられている番号にゃ)

前照灯が点灯しているか

前面全体を見渡し、異常がないか
(連結器に異常がないか、ガラスやその他の部分に異常や破損がないか)

こんな感じにゃ!

これらは各会社の社内規定で細かく定められているけれども、規定のベースは『鉄道に関する各種法律、各種省令』で定められているのにゃ。

●step3

正しい位置に停止し、車掌さんがドアを開けてお客様が乗り降りするにゃ。

そこでもチェック項目が!

電車の側面を見渡し、

《到着時》

側面の種別・行き先が合っているか

ドア付近で異常なお客様の動きがないか
(これは、不審者とかそういう話ではなく、「ドアに荷物を挟んで引き抜こうとしている」とか「電車とホームの間に物を落として覗き込んでる」とかそういった通常と異なる行動を指すにゃ)

側灯(車側灯・ドア灯etc...)が点灯しているか
(これは赤い縦長のランプにゃ。ドアが正常に開いていると点灯するにゃ)

以降継続的に乗降に異常がないかを確認するにゃ

●step4

《出発時》

いよいよ出発時間にゃ

鉄道の時刻表に書いてある『発車時刻』は、ドアが閉まる時間ではなく、電車が動き始める時間。

だから時間ピッタリにホームに着いても乗れないので要注意にゃ!!

ドア付近で異常なお客様の動きがないか
(これは先述の通りにゃ)

乗降が終了しているか
(発車ベルがドアを閉める合図。鳴り終わった以降は駆け込み乗車にゃ!!)

車掌さんにドアを閉めて良いという合図
(乗降終了合図・戸閉め合図・客終合図etc...)

側灯(車側灯・ドア灯etc...)が消灯しているか
(ドアに荷物が挟まっているとランプが消えないにゃ。
でもある程度の大きさの物でないと反応しない車両もあるので要注意にゃ)

⑤車掌さんに合図
合図の種類は何種類もあるにゃ。
・乗降終了合図
・出発指示合図
・出発合図
・戸閉合図       等々

全て意味が変わってくるけど、
基本的には『出発してもいい条件が揃った』時点で合図を送るのにゃ。

いざ電車が出発すると後部確認にゃ。

①後部の種別・行き先が合っているか。

②後部標識が点灯しているか、異常が無いか
(テールランプのこと、省略する会社もある)

③後部全体に異常は無いか

電車がホームから出るともう一度、
ホーム上」「線路上」「電車線(架線)」に支障がないか全てを一瞬で判断するにゃ。

この一連の動作が命にかかわる最も重要な任務になるのにゃ。

だから安全確認の最中はお客様に声をかけられてもお答えできないこともあるのにゃ。

ホームにいる駅員さんは、お客様が安全に、
万が一の時は電車を止められるように、
そんな任務なのにゃ。

聞きたいことがあるときは電車がホームからでたら声をかけてほしいにゃ♪

次回は駅員さん達のプライベートに迫るにゃ!

p.s.実は猫より犬派にゃ

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