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横須賀における『谷戸会』が存在する意味とは?

以前、横須賀で何か話す会という企画をやった。

↑その時の記事

記事にある通りで、具体的な内容を決めずに半ば勢いで始めてしまった企画だが、いつのまにか月一で継続的に行えている企画になりそうである。先日は第4回目となる会を開いてきた。

そうそう、まず書いておかなければならないのが、企画の名前である。
『何か話す会』という漠然とした名前をとりあえずでつけていたが、第一回目で正式に『谷戸会』という名前に決定した。1回目の話で横須賀の谷戸という地形と景観に関して話していた流れで付いたのだ。

さて、その谷戸会、件の通りで十二月で早くも4回目を開けた。
hatisAOの店主の人脈もあってか、おかげで参加人数は最大11名にもなった。最初はあまりにも漠然としたイベントだったのでそもそも人が来るのかと心配ではあったが、お馴染みの人もできてきてhatisAOの定番企画になれそうである。
もちろん、来年も継続してやる予定である。

では、実際にどういう人が集まって、どういう会話を交えているのかだ。そして、4回開いた現状で企画の方向性は固まってきたかである。
そこをこの記事で書き記しておこう。

まずは、第4回目の様子を写真で見ていただこう。

持ち寄ったアルコール類で乾杯!
醤油ベースの出汁
食材は肉・魚類から野菜まで
幅広く集まった
野菜も盛りだくさん!
完成!
第二弾
食材多めで人数も多めだったので、
何度も鍋でにられた
谷戸会最多の参加でした

人が集まったおかげで食材もしっかりと幅広く集まった。
おかげでバラエティ溢れる鍋パーティーになった。集まった人に感謝したい。

谷戸会の特徴の一つを上げるとなると、『移住者が多い』だろう。別に移住者優待サービスなどないのだが、なぜか移住者がくる。hatisAOの店長自身が岡山出身だし、他にも熊本や都内からの移住者など。そこに昔から横須賀に住む人が加わり、横浜の人がチラホラ参加しているのが現状だ。
だから、客観的に見た横須賀の感想を聞けたりする。根っからの横須賀市民は、たまにはこの手の移住者と交流して客観的な横須賀像を聞いてみるのもいいだろう。意外と新鮮な意見が聞けたりする。
よく聞かれるのは、やはり『海』だ。
あと、意外にも住人が気さくであるという意見も聞く。

お店を経営してる人も混じっていたのも特徴的か。
今回はゲストハウス経営や鍼治療などもいた。

また、企画を立てる人もチラホラ集まるので、その手の話が聞けたりもする。
どういう意図で始めたのかなど、なかなか企画者に直接聞けない話も聞けたりする。

以前は陶芸をしている方も参加していただけた。

こうして書くと、かなり幅広い方が集まっているのがわかる。
もし読者自身もイベントやお店経営に興味があるならば参加してみるのもいいかもしれない。これだけ幅広く豊かな経験を持った人が集まっているのだ、何か大きなヒントを得られたり、この場からコラボ企画が生まれるかもしれない。

そう、この谷戸会という場は、そういう意味も兼ね備えた交流会でもあるのだ。
つまり、この場から人と人とがつながり合い、何かしらの新たな企画が生まれ横須賀(もしくはその周囲の地域)を盛り上げる場としての役割になる交流会をも目指しているのである。
是非とも、何かしらを始めようとしていて、まだ踏み出せていない人は、谷戸会という場を利用してほしい。

また、他にも重要な意味も持たせたいと考えている。
それが、地域コミュニティとしての役割。
特に、独身として老後を迎えそうな人たちへの居場所としての役割。
なぜか、この話をすると笑う人がいる。
なかなか理解を得られないアイデアなのだが、筆者からすると理解を得られないこと自体が理解できない。それぐらい重要な問題と捉えている。

ただでさえ、既に団塊世代の独居老人が問題視されているし、会社を辞めたおじさんたちが急に居場所を求め出して活動を始めるが時既に遅しでうまくいかなく居場所を失いがちだと指摘されている。
歳をとり会社までも辞めてから慌てたところでうまくいくわけがない。そう簡単にコミュニティというのは形成できないものだ。特に会社でしか居場所を作れなかったような会社人間には。
だからこそ、会社に所属しているうちに地域コミュニティに属する努力は必要ではないのだろうか?

また、我々氷河期世代は独身のまま老後を迎える男性比率が上の世代と比べると増加している。パートナーもいないまま、当然子供もいないままに独居老人になる人が増えるのは目に見えている。
その厳しい事実を前にして、何も手を打たないままに老後を迎えていいのだろうか? そういう危機感もあって、早いうちに自分に合ったコミュニティを作り出そうと動いたのがこの谷戸会でもある。
あらかじめ地元で気の合う人たちを見つけてコミュニティを形成しておけば、老後になっても目的ができる上に孤独に陥ることもないだろう。また、同じエリア内で自分のことを気にかける人ができれば、何かあった時に頼れるかもしれない。そういう互助会は、結局独身者が多くなることがわかっている時代だからこそ求められることになるだろう。

もちろん、純粋に横須賀という地域を盛り上げたい気持ちもある。
イベントが起きていくのもそうだが、ただ人が集まって会話するだけでもいいのだ。
個人的な事情では、仲間との飲み会となるとこれまでは大体都内や埼玉方面まで出ることになっていた。しかし、横須賀で集まる仲間が増えれば、正直楽になる。
本当に個人的な事情なのだが。もしかしたら、同じ事情の人もいるかもしれない。

これらの意味合いを含めて成り立っているのが谷戸会という存在だろう。

まとめると、横須賀を盛り上げ、イベント好きな人の交流会、イベントが発展していく交流会、様々な意味合いのコミュニティ、横須賀の飲み会仲間集め、などの意味合いを持った場としての役割を持たせるのが谷戸会である。
興味を持った方は是非参加してほしい。
政治や宗教、ビジネスの強引な勧誘(勧誘であって話題に出すなという意味ではない)などトラブルを持ち込まない限りは、基本誰でも参加できる。
今のところは、参加費は無料だが、1人一品以上は食材を持ち寄り、それを七輪で焼いたり、今回のように鍋で煮たりしてみんなで食べている。
ただ、1人一品以上とはいえ、今までの雰囲気からすると、宜しければ3アイテム程度はいただけたらなと。予算にして、千円以上は欲しいかなと。
まあ、この辺はあまり気を使いたくないところだが。

毎月一回、どこかの土曜日で開かれている。不定期なので、筆者やhatisAOのXアカウントをチェックしていてほしい。
もちろん、来年一月も、それ以降もやる予定である。
特に、何か横須賀(その周辺地域)で始めたい人は集まってほしい。

宜しくお願いします。

支援いただけるとより幅広いイベントなどを見聞できます、何卒、宜しくお願い致します。