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コロナウィルス関係なく、郊外・地方都市こそリモートワークを推進すべきではないのか?

連日ニュースはコロナウィルス関連の話で盛り上がり、この出だしで始まるnoteの記事もきっと多く書かれているだろう。

皆さんも、半ば食傷気味になっているのではなかろうか?
ニュースもコロナでnoteもコロナ? と。

多趣味な筆者としては、この影響で次々とイベントやあらゆるイベント施設をはじめとした場所が自粛一時的閉店を余儀なくされ、なんだかスッキリしない気分である。

しかしながら、そんな中でも嬉しいとはいかないまでも今後も続けたいと思える出来事がありました。それこそ、転んでもただでは起きない精神でのぞみたい。
読者の方々、とくに郊外や地方にお住まいの方も考えていただきたい。

『リモートワーク』、もしくは『在宅勤務』である。

筆者が働く会社でも、全社員に極力リモートワークで働く指示が出た。
正社員・非正規関係なく。

前々から在宅勤務できる環境の会社であり、ちょっと前から実験的にリモートワークを始めていたのだが、これを機に全社員にその働き方を課すことになった。
色々とネット上で様子をうかがっていると、結構会社側で体制が整ってなかったり、個人の環境が整っていなかったりと苦戦しているところも多々あるようだが。
そういう点ではいい会社にいられたのだな。

上記リンク先のサイボーズはすでに何年も前から在宅勤務を常時取り入れる環境を構築していたようだ。
まだリモートワークがどんなものなのか掴めていない人は一読しても良いのでは?

↑ 参考までに。アドビのテレワークに関するアンケート。


さて、ここからが本題である。
これで終わったらコロナ関連に付随する感想に過ぎない。

このリモートワークというシステム、郊外や地方都市こそ率先して導入を呼びかけるべきではなかろうか。
そして、そこからくる生活スタイルをもっとアピールしてみてはいかがだろうか?

なぜなら、このリモートワークこそ郊外や地方都市に住む住人がやるべき仕事スタイルだと思われるからだ。

そして、今や大量雇用目論んで企業誘致してもかなり難しい時代だからである。
たとえ工場誘致したところで、正社員だけでみればその雇用数はたかが知れている。安い賃金の一時的定住の可能性が高い住人が増えてもあまり意味がない。
しっかりとした市民税と地元消費を落としてくれる定住者が増えなければ。

つまりは、都心部のそれなりに大きな会社で働く会社員を定住させることを目的としなければ。

となると、このリモートワークは理想的ではなかろうか?
なにせ、『通勤』という、電車に乗って長時間人と密着しながらストレスを増幅し、代わりに朝から体力を消費しながら出社する無駄でしかない行為がスッパリと省かれるのだから。

満員電車は都心部で働くサラリーマンにとって敵でしかないはずである。その敵とエンカウントしないで済むのだ。

筆者が現時点で僅か3日だけだが在宅勤務をしてみて1番利点を感じたところが、まさにこの通勤時間を省けるという点だった。
朝9時からはじめようと思えば、うっかり8時半まで寝ていたとしても問題なく仕事を始められるのである。
そして、何よりも仕事終了とともに趣味の時間に移れるのである。
もちろん、家事に移行してもいいし、とりあえずのんびりくつろいでいてもいい。

また、普段ならランチは社食やオフィス近くのお店へ行っていたかもしれないが、それが『地元』のお店に変わるのである。
地元消費に繋がっている。
もちろん、仕事終わりの一杯も『地元』だ。
長時間通勤していたらなかなか考えられない行為である。

もし地元での消費を活発化するとなると、今度は地元でのコミュニティが活発になるのではないか。
普段は会社仲間と帰りがけに一杯となっていたが、それが不可能なのだから、地元の飲み仲間を作るしかない。
そうなると、地元住人同士の交流が始まるかもしれない。
それを機に、休みの日も活動が広がり地元消費につながる可能性は充分にあるだろう。


また、リモートワークの個人的利点として感じたのは、効率性である。

意外かもしれないが、効率的に仕事できるのである。

うちのあるベテラン社員は、家にいるとだらけるかもしれないと頑なに在宅勤務をしないのだが、そうでもないのだ。
筆者も、最初はそう思えたのだが、やってみると仕事をするペースが上がる。

これは、他の社員の視線がそこにないからこそ、逆にそれがプレッシャーとなり仕事しようとする効果を生んでいるのである。もう少し言うと、見られていないからこそ、仕事をしている証明をするためにもメールを即返したり、依頼された仕事を早く処理したりするのである。

ホリエモン氏が動画で触れていたが、リモートワークが普及すればするほど、これまで仕事してなかった社員がくっきりと浮かび上がってくるだろうと。
リモートワークになれば、より成果を求められやすくなる。
なんとなく会社にいて仕事しているふりはできないからだ。
だから、余計に仕事しているアピールの意味も込めて与えられた仕事を速くこなそうと意識してしまう。

これは、いい点でもあり悪い点でもある。
件の通り、普段から大した仕事してなければそれがよりクッキリとしてしまうのだから。

そうなった時、企業側はどう動くのだろうか?


そんな不安があるとはいえ、やはりリモートワークは推進すべきだと筆者は強く述べたい。
なによりも、長時間通勤電車を駆逐したい。
そして、都市部の企業に勤めながらも気軽に郊外や地方に住むことを可能にさせたいからだ。

そして、リモートワークが進めばこそ、郊外・地方都市は多少は蘇るだろう。
(やはり、都市部回帰が強い傾向にあるので、絶大な効果は望めないだろう)

だからこそ、郊外・地方都市は率先してリモートワークを推し進めるべきではなかろうか?
鎌倉市のように、市役所そのものがたとえ一部だとしてもリモートワークを取り入れるべきではなかろうか。

(鎌倉市はこのような取り組みも)

コロナの影響で色々と疲弊していると思われる。
しかし、ただでは起きてはいけない。
これを機に何かしらいい方向へと持っていかなければ。

転んでもタダでは起きちゃダメだ!



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