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10年目、よく考えるヨーロッパの旅

2014年にUターンしたので、今年は10周年です。
それまで真面目な会社員を14年やっていた身としては、地方移住も独立もどちらも不安でしかありませんでしたが、
・うまくいかなかったら東京に戻ればいいし
・独立して稼げなかったとしても、どんな仕事でも地方にはある(人手不足だし)
という気持ちで生き、ありがたいことにたくさん仕事をさせていただきやりたい仕事を手放さずにいます。
本当に社会に感謝です。

この5年くらい、忙しすぎてフォーカスが定まっていないような気がして「仕事を減らす!」と言い続けてきたのですが、コロナを経て、やっと減ってきた昨年。
・・・・。
それもあるけど、ちょっと違うか。
意図的に仕事を若者たちに渡していって、来たるトランジションのために身を開けておいたのですが、さまざまな事情によりその時が来なかった昨年。
おそらく、これから10年。少なくとも5年。こんな風に時間ができることはない気がしました。

と、いうことで、2か月のヨーロッパの旅に行くことにしたのです。

いくつか理由はあるのですが、ヒトコトで言うと「英語がもっと話せるようになりたい」というとっても単純なです。その背景には2つあります。

1,子どものころからの想いを昇華させないと、一生後悔しそう

子どものころから、社会課題のフォーカスは「世界の貧困・不均衡」に置かれていて、思考の土台は開発経済学。という私は、海外でよりよい世界・社会づくりに貢献したいという想いをずっと抱いていました。
さすがにいまから海外で仕事という選択は現実的ではないのですが、「英語で仕事ができるようになりたい」という漠然とした憧れは消えることなく、今もあります。
この小学生リエちゃんの想いに一度努力しておかないと、10年後、身体も脳みそも仕事・家庭環境も難しくなったときに、確実に後悔するなと思いました。

人生で、後悔の種は一つでも減らしておきたい。こんな風にずっと思い続けている、なんの合理性もない、叫びのようなモノであるならなおさら。

一応、海外留学、国内大学院、といくつか選択肢も調べたのだけど、大学・大学院はハードルが高すぎたり、論文書きたいかというとやっぱりモチベーションが(かかる費用の割に)見いだせず、今回のようになりました。

2,海外カンファレンスとか、外タレワークショップとかに躊躇なく行けるようになりたい

たまーにお誘いを受けるんですよね。あと、なぜか「英語で仕事できそう」という雰囲気がでているようで、謎に英語による仕事の依頼も来たりします。でも、しっかり理解して仕事したり想いを伝えるほどの英語力はなく、お断りしていました。
一方、海外のほうが事例も書籍も第一人者も情報も多い業界で。
今後の自分の10年を考えると、そちらの方にもしっかりアンテナが立てられるようになりたいなと。

あと、もう一つ。

3,10年の振り返りとこれからを、広い視点とインプットを経てやりたい

今回、ヨーロッパのまちづくりや教育周りを見て来れたらいいなぁと思っているのですが、それは今、自分の活動に対して迷いがあるからです。
10年経ち良い結果も悪い結果も出ていて、それを次にどうつなげたらいいのか、定まらずにいます。
自分をどう使って、短くなる蝋燭の灯火を、どう燃やしてよいのか。

いろんな人がいろんな評価を勝手にしてきますが(たいてい、たいしてなにもしていない人が評価してきますが笑)、それに心揺さぶられずに、自分の人生のために評価とこれからの設計をしたいなと。それが社会のためになるなと思っています。

そんなわけで、2か月あるので、非日常の生活リズムを整えながら、トランジションのために時間を使おうと思います。

ウィーン→ポーランド→ラトビア→エストニア→ローマ→マルタ(1か月)→ボローニャらへん→スイス→ドイツ→ウィーンという、長そうで短そうな旅程ですw
なにか、つなげてくれそうな方いたら、教えてください。

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