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「生理を大っぴらにせよ」という謎勢力

こんにちは。
あ、男性も読んでいいですよ、もちろん。むしろ歓迎🐧

私は、交際相手に自分の体調について
共有しやすくするため

「今『生理』だからお腹痛い、痛み止め取ってほしい」

などとハッキリ伝えるようにしています。

それは今後の生活を考えるうえで、
生理は隠すことが困難だし
イヤでも定期的に来るものだし、

いざと言うとき(生理痛がひどすぎて
動けない、貧血が酷いなど)の為
伝えておいた方がお互いにとって良いと思ったからです


さて、ところで。

「生理バッジ」ってご存じですか?


※2019年の記事です

大丸梅田のとある売り場の店員は、
生理中であれば、胸に生理バッジを
つけることができるようになったそうです
(一時的な取り組み)

生理バッジは本人の希望でつける

ミチカケという生理や女性のバイオリズムに
特化した売り場を作った際に、
「お客さまの内面に向き合うこと」の一環として
このようなバッジを導入したそうなのですが


違和感、ないですか・・・・・・・・??

パートナーに生理について共有するのと
男女含め、見ず知らずの方に生理であることを
伝えるのって、全く違いますよね。

出血を伴うため、貧血になりやすい
ホルモンバランスの乱れで体調を崩しやすい

これらのことは、パートナーや部活動の先生、
職場の上司に伝えるのはまだわかりますが

大っぴらにすることには、特に
共有する側にもされる側にも
メリットはないんじゃないか…?

ていうか、デリケートな話だし、何より恥ずかしい。

このような、
生理への「羞恥心を捨てなさい」的な謎勢力
何故か必ずどこからか湧いてくるのです。いつも謎です。


生理を「楽しもう」という謎勢力


キャッチコピーは「ラメで優雅な生理浴」

こちらは、自分の血が気になって
湯船に浸かれない生理中の女性のために

「それなら湯船を真っ赤にすればよいではないか」

というトンデモ発想から作られたバスボム(入浴剤)です。

お風呂で血が流れ出て「うわ、やってしまった…」
っていう経験のある女性なら分かると思うのですが

あれ、気持ちのいいものではないですよね。

それを隠すために、お湯を真っ赤にする
というアイディアのもと生まれた商品なのですが

血が流れ出てしまった不快感は、決して
お湯を真っ赤にしたところで解決するものでもない。

むしろ自分の血が混じったお湯に
いつまでも浸かりたくないので、すぐお湯から出ると思います。

それを、生理浴だとか、ラメで優雅だとか。
(お湯にラメがたっぷり入っているそうです)

赤ってそもそもリラックスできる色じゃないし。


うーん。。。血の池地獄かな…


「羞恥心を捨てろ」「生理を楽しめ」となどと言うのはお角違い


男性にも、生理については知っておいてほしい
メカニズムや、PMSについてもぜひ調べてみてほしい
それは身近な人の為であったり、
ポジティブな理由ならなんだっていいと思う

ただ、やっぱり性器から血が流れ出るということは、
どうしても恥ずかしさや苦痛を伴うもの。

人によっては毎月生理の度に救急車で運ばれる人も。
人生における大きな悩みにもなりうるのです

そのことも抑えておいてもらえたら、何よりです。


ですから、簡単にフェムテックやらが
「羞恥心を捨てろ」「生理を楽しめ」
などと言うのはお角違い
だと主張します。

(てかアンタら、女なのに女の敵するなよ!)

読んでいただき、本当にありがとうございました🐧


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