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母を想う…まずは第一歩

1月13日
地域包括支援センターに母のことを相談してみた。

電話は苦手…
でも母のために頑張ってかけてみた。

母の住む地域を担当する地域包括支援センターの人が全然協力的じゃなかったらどうしよう…。

私はまずネガティブに考えてしまうタイプなので、こんな風に思って身構えてしまう。だから電話をかける勇気を出すのに1日かかってしまった。
でもその間に「もし担当センターの人が協力的じゃなかったら、今度は『相談センター』にかけてみよう。そこも微妙だったら『認知症友の会』(当事者や家族のための会)を頼ってみよう」とプランBもプランCも考えることができた。

緊張しながら地域包括支援センターにかけた電話を取ってくれたのは、優しそうな声の女性。(私より少し年上かな?いやもっと上かもしれない。いわゆる「お母さん」みたいなそんな感じがした。)

その優しい声を聞いて、泣きそうになってしまい、思わず早口に説明する私の話を、「うんうん」と優しく聞いてくれた。「それは大変よね」とか「心配ね」といいながら、時にフレンドリーに答えながら話を整理しつつ状況を理解してくれたようだった。

緊張したりネガティブに考える必要はなかったんだ…

話した内容は以下の通り(緊張であまり覚えてないけれど…ノートにまとめておいた内容を書き残します)

・私は娘であること、同居しているのは父と他の家族であること
・(電話をする)きっかけとなった母の行動について
・数年前からの母の状況について
・母の現状について(認知症の診断が出ているのかどうかや通院している病院や飲んでいる薬のことなど)
・父や他の家族の状況について、私の状況について
・母には楽しく過ごしてほしいし、父にも休む時間を取ってもらいたい
・いままで何もできなかった私はこれから何をすればいいのか?
・プロの力を借りたい。助けてほしい。

他にも色々と話したと思うけれど、あまりうまくまとめられず順番や内容も行ったり来たりしながらだったと思う。(もう少ししっかりまとめてから電話すればよかったなぁ…)

それでもひとつひとつじっくりと聞いてくれた。

結果として、まずは「訪問して状況を確認する」ということになった。
ただ、もしかすると母や父が嫌がるかもしれないということで一度「地域包括支援センターに相談したことと、担当者が訪問して話を聞いてくれること」を伝えて、その返事を担当者に伝えてから対応を考えるということに。

(これも私のわがままなんだろうけど、家族と電話するの苦手なので)
メールで父に伝えた。
返事はまだない。

返事が来ても来なくても、近い内にまたセンターに電話をする。

センターの方でも母のことを気にしておいてくれると言ってくれた。
「電話待ってますから」という言葉をもらったときには本当に泣きそうになってしまった。(いや、ちょっと涙声になってた。)

できれば母にも父にも納得した上でセンターの力を借りたいが、父の手に負えなくなった時のことや、父がもっと歳をとった時のことを考えると、今からセンターとつながっておきたかったのだ。だから納得してくれなくても、私のことを拒否しても、センターの人が見守ってくれる状況を作りたい。

センターの人もどうやったら訪問できるか、いくつかアイデアを出してくれた。私抜きでも訪問してくれるということだ。

必要なら私とセンターで密かに連携を取り合ってもいいのかもしれない。
父の手に負えなくなった場合にも、センターが見守ってくれるということであれば私に連絡をくれるだろうからすぐに行動することができる。

父からの返事を待って、またセンターに電話してみようと思う。

母のフルネームと年齢・住所、私の名前と電話番号を伝え、
担当者の方のお名前を再度確認した。
住所を伝えるとすぐにデータを調べてくれて、
「お母様についてはまだ登録や情報は入っていませんね」と教えてくれた。登録してしっかりと見守ってくれるんだなと思った。
それだけでも電話する価値はあったということだ。

電話が終わりに差し掛かった時、担当者の方が
「電話してくれてありがとうございます」と言ってくれた。
なんかすごくホッとしたし、心強く感じた。
(私は感謝の言葉を言っただろうか…緊張と泣きそうだったので
覚えていない…)

こっちが「ありがとう」なのに。

今回、地域包括支援センターに電話したことでモヤモヤとしていたものが少しスッキリした。親身になって相談に乗ってくれる担当者の対応にすごく安心したし、家族の協力を得られるかどうか分からない私にとってはとても心強い助っ人ができたようなそんな気持ちになった。

今日はひとまず安心して眠りたいと思う。
でもまだまだ始まったばかりだし、どうなるか分からない。
それでも前に進んでいくしかない。

この記録が少しでも同じ状況の人たちの役に立つといいな。

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