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vol.306 Kindle Unlimitedで写真集を出す。

さてさて、また変なこと言ってるよ。とは思わないでくださいね。

実はこの度、Kindle Unlimitedで写真集を出すことにしました。

まぁ、いきなりの事でなんで?と思われる方ばかりでしょうから順を追ってお話ししていきたいと思います。

まず写真集を出すきっかけの一つはここ数年続く物価高騰が原因です。
物価はどんどん上がりますが給与は毎月上がるわけでは無いのはご承知の通りだと思います。

そんな世の中にあってどんどん写真に使えるお金が減ってきたように感じていました。生活水準を落とさずに撮影も行うとなればアルバイトのような副業などをして時間を対価として稼ぐしか無いのかなと思っていた時です。

個展と仕事の両方で使えるかもとiPad Proを購入した自分は本を購入する費用を抑えるためにKindle unlimitedを契約し、Kindle unlimitedで本を読むうちにKindleで自分の本が出せると言うことを知り、せっかく写真を撮っているんだからポートレートの写真集を作品として出せないかと思うようになりました。

とは言ってもKindleで写真集出したからと言ってもそんなすぐには読んでもらえないとは思います。そして、出版したからといっていきなり何万円もすぐに稼げることはできないでしょう。
でも時間を対価にアルバイトをするよりも好きな写真を撮って写真集という形で残すこと、そこにわずかばかりの報酬があれば撮影の小物代くらいにはなるかなという思いでいます。

写真集を実物として出すということも考えましたが、写真集を実際に作成して販売するメリットデメリットを天秤にかけた結果として自分はKindleによるデジタル写真集を選びました。

なぜならKindleでのデジタル出版のメリットは初期費用が抑えられること、在庫リスクがないこと、デバイスさえあればいつでもどこでも見ることができるという手軽さがあること。
ただ、デジタル写真集にもデメリットというか懸念事項があります。
その際たるものがモデルさんへの報酬とデジタルタトゥーという言葉がある通り一度デジタル画像が世に出てしまうと何かあった時に全て削除することが不可能なことです。

デジタルタトゥーに関してはモデルさんに出版する写真集に載せる写真を全てチェックしてもらうことで解決できると考えています。

報酬その他の懸案事項についても今後デジタル写真集を作りながら一つ一つ解決してというか双方にデメリットのない形を作り上げていきたいと考えています。

そしてその先にあるのは誰でもある程度納得した形になるデジタル写真集の出版に当たりモデルとカメラマンの雛形となる契約(?)の形を作れたらいいなと思います。

他にもSNSだけではない作品の発表の場として以前デジタルポートフォリオを作成しましたが、このデジタル写真集も自分の中ではSNSに変わる第二、第三の作品発表の場として使って行きたいなと考えています。

まだまだ夢物語なところもありますが今回初めてKindleで写真集を出すにあたり協力してくれたのがモデルの向陽はなさんです。

表紙

何か写真集にするならストーリー性のあるものがいいなと考え、今の時代を反映して配信をテーマにしました。

髪につけるボンボンを作成中
撮影のために用意した小道具

で、ここからは中身を少し公開。

初めてのデジタル写真集は本当に右も左もわからな中で進めてきたのでアップロードが完了してAmazonの審査が通った時はとても嬉しかったです。

でも、その瞬間にこうすれば良かった、ああすればもっと良くなったかもという気持ちも同時に芽生えました。もちろんどう評価されるのかという不安もあります。でもそういう気持ちは挑戦したからこそ得られるもので挑戦した人にしか分からない特権だと考えて自分の納得する作品作りに活かして行きたいなという気持ちになりました。

なので、まだまだこういうデジタル写真集というのに挑戦して行きたいなと今は考えています。

こちらからAmazonのリンクに飛べますので興味のある方はどうぞw

今後は出張のたびに新宿界隈でスナップしていた写真を整理してスナップのデジタル写真集を数冊出してみたいという思いがありますので夏までには何かしらの報告ができるよう頑張ります。

では、また。

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